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   ~ 令和2年度の終わりにあたり ~
                              校長 知念 義光 
 もうすぐ令和2年度が終わります。本年度は,新型コロナウィルス感染症対策のために,多くの人が集まる行事には制限を設けながらの実施となりました。しかし,感染症対策を取りながら,児童の教育活動は,ほぼ計画通り行うことができて安心しているところです。
 令和2年度の終わりにあたり,この1年間を振り返ってみたいと思います。一番よかったことは,子どもたちが交通事故や事件に巻き込まれずに,みんな元気で過ごせたことです。スクールガード,防犯ボランティア,PTA,警察の桑代さん等が,それぞれのお立場で子どもたちのために,登校指導や安全パトロール等をしていただきました。改めて地域の方々に守られていることを感じています。誠にありがとうごさいました。
 1年生は,入学当初からパワー全開で勉強も運動も一生懸命取り組んでいました。勉強はもちろん,竹馬やなわとびも上手にできるようになりました。4月からは立派なお兄さんお姉さんになります。
 2年生は,生活科や体育の時間は1年生と一緒に学習しましたが,いろいろな場面で,サポートをしてくれました。この1年で頼りになるお兄さんお姉さんになりました。
 3年生は,途中から5人になりましたが,みんなで助け合って過ごすことができました。複式授業でしたので,年度当初は戸惑うことも多かったのですが,今では自分たちで授業を進めることができます。
 4年生は,先日,「半成人式」を行いました。一人一人が自分の成長を振り返って,家族に感謝の心を持つことができました。その感動を胸に秘めて,高学年でも頑張ってくれると思います。
 5年生は,年間を通して高学年らしく生活できました。委員会活動や児童集会・総会でも一人一人が責任を持って活動できました。来年度は学校のリーダーとして力を発揮しそうで楽しみです。
 6年生は,4人で原田小学校をリードしてくれました。最大の行事である運動会では,紅白のそれぞれの応援を盛り上げました。また,みんな優しい心の持ち主なので,下級生から慕われていました。中学校での活躍を期待しています。
  令和3年度もコロナウィルス感染症対策を行いながらの教育活動になると思われます。保護者,地域の皆様方のご協力とご理解をいただきますようお願い申し上げます。                     

               ~ 半成人式 ~
                              校長 知念 義光 
 2月も後半を迎えました。先日は,久しぶりの寒波で驚きました。今年は寒い冬でしたが,少しずつ春の気配を感じるようにもなりました。あちこちで梅や桃の花が見られるようになってきました。早く,春が訪れるといいですね。
 さて,先日,本校で「半成人式」が行われました。本年度,10歳になった4年生が対象です。昔はありませんでしたが,いつの頃からか「半成人式」を行う学校が増えてきました。
 成人の半分の10歳だから,「半成人」となったと思われますが,私は数字のことだけではないような気がしています。10歳という年頃は,いろいろな転換期だと言われています。「『つ』のつくうちは神の子」という言葉があるそうです。「ひとつ」「ふたつ」というふうに,年齢に「つ」がつくうち,つまり「ここのつ」までは,別の生き物であり,神さまが育ててくれるのだから,大人があまり介入するなという意味だそうです。幼児期や小学校下学年の頃は,たくさんのもめごとを通して,それらを乗り越えて,いろいろな経験の土台を築いていくのです。また,何回同じことで叱っても,繰り返すのがこの時期の子どもたちの特徴です。ところが,10歳を境にして,体は第二次性徴を迎え,心は思春期への入り口になるのです。人として大きく変わっていく時期なのです。このように考えると,「半成人式」は,理にかなった式であると思います。
 本校の「半成人式」は,とても感動的でした。3年生が進行や裏方を務め,保護者の方々をお招きし,今までの自分を振り返ったり,保護者に感謝の言葉を述べたりしました。保護者に感謝の言葉を述べるときには,感極まって泣いてしまう子がほとんどでした。保護者の方も涙ぐんだり,お子さんと抱き合ったりして,とても感動されていました。これから,思春期まっただ中に進んでいく子どもたちの心の中に,あたたかい出来事として残ればいいなあと感じることでした。
 この半成人式の様子は,南日本新聞に掲載される予定です。楽しみにしていてください。
 後一月で本年度も終わり,卒業式を迎えることになりますが,昨年同様,規模を縮小して短時間で実施します。そのため,地域の来賓の方々をご招待することができません。心苦しいですが,ご理解をお願いいたします。

  ~ 3学期を迎えて ~
                           校長 知念 義光 
  新しい年が始まりました。皆様方におかれましては,お変わりなく,新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
  昨年は,原田小学校の教育活動に対しまして,ご理解・ご協力を賜り,誠にありがとうございました。47名の子どもたちが,保護者・地域の方々に支えられて健やかに成長しています。
 さて,3学期は1年の中で,一番授業日数が少ない学期です。昔から「1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。」と言われています。あっという間に過ぎていきます。特に6年生は,卒業に向けて一日一日を大切に過ごしてもらいたいと思っています。
 2学期の様々な反省から,本校の3学期の重点を次のように設定しました。始業式で子どもたちにも話をしました。
1 「学習のまとめをがんばる」
    3学期は1年間に習ったことを復習して,忘れていることや分か らないところを確認します。この1年間で新しく習った漢字や言葉, 計算などをしっかり覚えて,次の学年に上がって欲しいと思います。 ご家庭でもお子さんの学習状況を見届けていただけるとありがたい です。
2 「進んであいさつをする」
    本年度は,コロナウィルス感染症対策のため,「朝のあいさつ運動」 を自粛しています。そのためか,あいさつがしっかりできない子が 増えてきました。そして,自分から進んであいさつができる子とそ うでない子に二分されているようです。あいさつは,よりよい人間 関係づくりの基本です。あいさつをすることで,他の人に愛され, 信頼され,よりよい社会生活ができるようになります。一生の宝で す。小学生のうちに大人が習慣づけてあげましょう。
3 「規則正しい生活をする」
  コロナウィルス感染症拡大防止のために,学校では環境を整え, 「三密」にならないことを基本原則として教育活動を行っています。 家庭でも毎朝,検温等の健康観察を行っていただいています。子ど もたちには,抵抗力を高めるために規則正しい生活をするように話 をしたところです。                      今年になってもコロナウィルス感染症が収束する気配がありません。上記のとおり学校でも対策を講じております。ご家庭や地域の方におかれましても,「新しい生活様式」を意識しながらお過ごしください。3学期もよろしくお願いいたします。

                    ~ 実りの2学期 ~
                                                                                          校長 知念 義光 
 12月になり,朝晩がかなり冷え込んできました。学校や周辺のイチョウも葉を真っ黄色に染めて散っています。本格的な冬の訪れを感じているところです。しかし,子どもたちは早朝からランニングをしたり,なわとびをしたりしながら元気に駆け回っています。
  先日,校内持久走大会が開催されました。今年も昨年に引き続き,3つの新記録が出ました。1年生の田畑美陽さん,4年生の中村響紀さん,5年生の上村優佳さんです。優佳さんは3年生から3年連続で記録を更新しています。来年も楽しみです。当日は,多くの保護者や地域の方々も沿道で応援をしてくださいました。ありがとございました。4年生の星野優萌那さんの持久走大会の作文に,「お母さんや学校のみんなに応援されて『応援は,人の力になる。』と初めて思った。」と綴っています。自分のベストタイムが出せたのは,応援の人からもらった力だと感じているんですね。すばらしい感性です。このように一つの行事をとおして,一人ひとりの子どもの体力が向上したり,心が成長したりするのだと改めて思いました。
12月13日に,親児(おやじ)の会の門松作りがありました。門松作製は午前8時からでしたが,その前にPTA役員の方々を中心に竹を切り出しに行ってもらいました。寒い中,早朝から本当にありがたいことです。「ああでもない,こうでもない。」と試行錯誤しながら,和気あいあいの中,見事な門松が完成しました。多くの保護者と子どもたちが参加しました。このようにして,若い保護者の方や子どもたちに伝統行事がずっと受け継がれていくのだろうなと感じました。
  24日の2学期終業式で今学期も終わりです。コロナ禍での2学期で,行事の中止や縮小がありましたが,運動会や学習発表会,持久走大会などで子どもたちの成長を感じることができました。子どもたちの成長は自身の努力はもちろんですが,子どもたちを取り巻く大人たちの支えがあることも事実です。学校職員,保護者やご家族,地域の方々がそれぞれの立場でできることをしてもらっています。
 また,早朝や放課後にスクールガード,防犯ボランティア,ワンワンパトロールの皆様に子どもたちの見守りをしていただきました。お陰様で無事故で今年も終えようとしています。ありがとうございました。3学期も原田の子どもたちのために,ご協力をお願いします。それでは,よいお年をお迎えください。

                          文化の秋
                                            校長 知念 義光
 清々しい秋晴れが続いています。子どもたちもいろいろな秋を楽しんでいます。先日は,1・2年生が生活科で育てたサツマイモを焼き芋にして,収穫祭りをしていました。
 さて,11月6日に学習発表会を行いました。コロナウイルス感染症拡大防止のため,参観者数を制限しての実施となりました。子どもたちも密にならないように工夫をしながらの発表でしたが,どの学級の子どもたちも精一杯演技をしました。改めて,子どもたちの力に驚かされ,感動した時間になりました。
【1年生「くじらぐも2020~わくわく発見!1年生の旅~】
 12名の1年生が伸び伸びと堂々と演技をしていました。わんぱくな子どもたちが立派に発表する姿を見て,今後の成長がとても楽しみになりました。
【2年生「お手紙」】
 国語の教科書にある「お手紙」のかえるくんとがまくんのやりとりをリズムよくミュージカルのように演じてくれました。子どもたちも演技をする楽しさを学んだようでした。
【3・4年生「コロナをふっとばせ!ことばと音楽の力!!」】
  コロナ禍で制限のある生活で少し疲れた人々に詩の群読,合唱,合奏を通して元気づけてくれる内容でした。これからもことばと音楽の力を信じて生活してくれそうです。子どもたちの力強さを感じました。
【5・6年生「たずねびと」~知覧特攻平和会館をたずねて~】
 高学年らしい平和についての発表でした。一人一人が役になりきり,真剣な表情で演技する姿は,見ている人に感動を与えます。この劇を通して平和について深く考える機会になったことと思います。

 今回の学習発表会の練習は,大声で台詞を言ったり,大声で歌を歌ったりする練習が思うようにできませんでした。そのため,子どもたちの声を性能のよいマイクで拾えないか検討した結果,校区の布村さんにお願いすることにしました。高性能なオーディオ機器をお借りして,ふるさとづくり実行委員の方々にセッティングまでしていただきました。すばらしい音響のお陰で,いつもと違った雰囲気の発表会になりました。誠にありがとうございました。

  スポーツの秋・文化の秋・読書の秋
                       校長 知念義光
 10月に入って,朝晩が冷え込んできました。子どもたちの服装も冬用に衣替中えです。
 さて,本年度の運動会は,学校単独の開催となりました。当日は,前夜から降り続く雨のため,グランド整備が必要でしたが,多くの保護者の方に手伝っていただき,無事開会式を迎えることができました。
 例年の運動会と違い,いろいろな競技をカットしたり,内容の変更をしたりしました。しかし,子どもたちは,開閉開式,かけっこ,リレー,学年部種目に真剣に取り組みました。子どもたちの一生懸命さが保護者の方々にも伝わったことと思います。特に,それぞれの団長の頑張りには感動しました。複数で大声を出すことを避けるために,声を出すのは団長のみです。練習から本番まで,プレッシャーのかかることも多かったと思いますが,最後までよく頑張りました。
 11月6日(金)は,学習発表会です。残念ながら,参観者は各家庭で2名(未就学児は含まない)までです。11月は文化の秋です。豊かな心を育む機会と捉え,職員が一丸となって取り組みます。子どもたちのこれまでの学習の成果の発表,精一杯取り組んだ作品をご覧いただきたいと思います。
  読書の秋でもあります。なかなか子どもたちが本を読まないので,困っている方もいらっしゃると思いますが,藤原和博著「本を読む人だけが手にするもの」の中に読書好きの子どもに育てるには,次のようなことが大事であると書いています。
【ある程度の強制が必要】
  朝読書の時間,テレビを消して読書の時間,寝る前に読書などの 習慣化が必要である。  
【大人が読む】
    本好きの人は,実に豊かな表情をして本を読む。静かに読んでい ても,そのオーラは確実に周囲に放たれる。それが子どもたちに伝 われば影響を受ける。教育とは伝染,感染なのです。

 どうでしょうか。テレビやスマホやゲーム機など,子どもや大人の興味を引くものがいっぱいの現代です。一週間に一回でも親子で読書をする時間を何とか作り出して,読書の楽しみを味わわせてください。

                  2学期のスタートにあたり
                      校長 知念 義光
 令和2年度の2学期がスタートしました。今年の夏休みは,1か月間だけでした。子どもたちはあまり遠出をすることなく,いつもと違った夏休みだったようです。夏祭りや花火大会,その他のイベントもほとんどなくなり,もの足りなかったことでしょう。それでも,子どもたちは,与えられた宿題をきちんと終え,みんなそろって元気に2学期を始めることができました。
 2学期の学校行事もコロナウイルス感染症拡大防止のために,変更することが予想されます。9月20日(日)に予定されている運動会も今年は学校の単独開催となり,時間も午前のみとなりました。種目も大幅にカットしてあります。いつもと違う運動会ですが,子どもたちは,一生懸命に練習しています。ご家族の方々は参観していただき,子どもたちの頑張りを見守ってください。
  始業式で子どもたちに2学期のめあてを3つ示しました。キーワードは「みんなで」です。
1 「みんなで考える。」
  学習のめあてです。本年度から施行された新しい小学校学習指導 要領では,「主体的・対話的で深い学び」の授業づくりを推進するようになっています。“対話的”な学びの一つとして,学級のみんなといろいろな考えを発表し合って,答えを導き出していく活動があります。教師主導ではなく,自分たちが“主体的”にならなければなりません。このことを意識してもらうために学習のめあてとしました。
2 「みんなで力を合わせる。」
  2学期はいろいろな行事があります。特に運動会や学習発表会などは,みんなで協力しないと成功しない行事です。運動会は開・閉会式,応援,学年種目,全員リレーなど,みんなが心を一つにしてつくりあげないといけません。みんなで一生懸命練習して,最後に達成感を味わって欲しいと思います。
3 「みんなで守る。」
  これは,健康に関するめあてです。学校では,3月からコロナウイルス感染症予防のために,検温,マスクの着用,三密の回避,教室等の換気,共有箇所の消毒など,いろいろな対策を講じています。しかし,みんなが守らないと効果がありません。2学期も引き続き同様の対策をするように意識させるために示しました。 

                      1学期を振り返って
                      校長 知念 義光
 雨模様が続きますが,先日の大雨の被害はいかがだったでしょうか。原田小の通学路では,橋が損壊したり,土手が崩れたりしました。田原川沿いの道路が崩れていたり,田んぼに土砂が流れ込んだりしているという情報もお聞きしています。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
 令和2年度1学期がもうすぐ終わります。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の下,始業式・入学式を迎えましたが,4月下旬から5月上旬まで「緊急事態宣言」により臨時休業がありました。その後,再開されましたが,今度は7月に大雨による臨時休業もありました。3月の長い休みが明け,新年度が始まっても休みがあったり,様々な行事が中止や延期になったりして,生活のリズムが整わない子どもが見受けられました。保健室に心身の不調を訴えに来る子が急に増えたり,授業に集中できない子が増えたりしました。
 そのような中でも明るい出来事もありました。まず,12名の元気いっぱいの1年生の入学です。この4か月間でますますパワーアップしています。次に田植えが実施できたことです。中止や延期になった行事が多い中,保護者の皆様のお陰で実施できました。同じくプール掃除も保護者の皆様のお力をお借りしました。あっという間に掃除が終わりました。また,本校の卒業生である原田留里子さんからコロナ対策用の衛生用品をたくさんいただきました。このようにして,多くの方々に支えられて学校があるのだと改めて実感したところです。
 ご存じのように志布志市の小・中学校では,本年度の1学期を7月31日までとし,夏休みを8月1日~31日までとしています。地域・保護者の皆様方におかれましては,7月31日までの登下校について,引き続き見守りをお願いいたします。また,夏休み中の安全についてもご協力をお願いいたします。
 夏休み中には,学校の奉仕作業も予定されています。保護者・地域の皆様方のお力をお借りして,整備された環境で2学期を迎えたいと思います。ご協力をお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため,2学期以降の学校行事についても縮小,中止や延期になることが予想されます。子どもたちの安全や学校に来られる方の安全を考慮しながら,実施の検討をしていきますので,ご理解・ご協力をお願い申し上げます。 

       「津波てんでんこ」

                      校長 知念 義光
 先日,地震・津波の避難訓練を実施しました。その際,子どもたちに「津波てんでんこ」の話をしました。ご存じのように東日本大震災の被災地,三陸沿岸部に伝わる言葉で,津波のときには,てんでんばらばら,一人ひとりで逃げよとの先人の教えです。この地域は,過去に津波の悲惨な被害を繰り返してきました。地震の後,必死にわが子を探す母親や父母を気づかい迎えに行った若者が津波にのまれて亡くなることが多かったといいます。この地域の子どもたちは,防災学習を通じて過去の悲しい被害の歴史を学び,津波の恐ろしさを理解し,自分の命を守ることは自分で避難すること以外にないことを学んでいました。しかし,子どもたちが懸命に避難したのは,津波の恐ろしさを理解していたからだけではありませんでした。
 「大きな地震のあと,君のお母さんやお父さんはどうすると思う?」という問いかけに,心配して自分を懸命に探してくれる母親や父親を思い浮かべました。そして,そこに津波が襲いかかり・・・。子どもたちは気付いたのです。自分の命は自分だけのものではないこと,自分の命をわがこと以上に大事に思ってくれる親がいること,そして親の命を守るためには,自分がしっかり避難する子にならなければならないということに。親が来なくても自分がしっかり避難する子になって,親がそれを信じてくれれば自分を探さずに避難してくれると思ったのです。「津波てんでんこ」という言葉は,決して一人だけ助かればいいということではなく,日頃から一人ひとりが自分の命に責任を持ち,それを家族が互いに信頼し合えば,家族が命を落とさないということです。 原田小の子どもたちにも,災害にあった時には,どんな行動をとればよいか,家族と相談しておきましょうと話しました。災害はいつ,どこで起きるか分かりません。特に津波は海抜の低い場所では,高台に避難しなければなりません。原田以外の場所も想定して約束ごとを決めておいてください。
【令和2年度の夏休みについて】
 新型コロナウィルス感染症拡大防止のために,志布志市の小・中学校は4月22日から5月10日まで,臨時休業を実施しました。臨時休業により失われた授業を補い,子どもの学びを保障するために夏休みを短縮することにしましたので,お知らせします。
 〇 夏休み期間  8月1日(土)~8月31日(月)
  〇 1学期終業式 7月31日(金)

                                               令和2年度のスタートにあたり
                                           校長 知念 義光
 令和2年度がスタートしました。コロナウィルス感染症対策のために,3月は臨時休業となりました。4月の学校再開についても心配されましたが,新1年生12名を迎え,児童数48名,学級数6(1年と2年は単式学級,3・4年と5・6年は複式学級,知的障害支援学級1,自閉・情緒障害支援学級1),教職員13名の構成です。
 昨年度末から今年度初めにかけて,感染症対策のために様々な行事が中止,延期となっているところです。本年度から5月開催を予定していました運動会も9月以降に実施することにしました。
 また,緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことにより,4月22日~5月6日まで,学校は再度,臨時休業となります。終息が見えませんが,みなさんと一緒に乗り越えていきたいと存じます。
 さて,原田小学校では,本年度下記のことを重点に教育活動を行います。
1 確かな学力
  本年度は複式学級が2クラスになりました。ますます複式指導の 充実が必要に なります。大隅地区の研究協力校(2年目)として少人数・複式学級の指導法を研究し,実践していきます。合わせて,家庭学習の充実を図ることで,確かな学力が定着します。保護者の 皆様のご協力をお願いします。
2 特別支援教育の充実
  支援学級開設2年目を迎え,さらなる充実を図ります。特別支援 教育について,更に周知をしていきます。また,支援学級以外に在 籍している子どもたちへの支援も充実していきます。
3 いじめ対策委員会(児童会)の設置
  いじめ問題については,早期発見・早期解決をめざし,職員が一 丸となって取り組んでいるところです。本年度もより子どもたちが 自分たちの問題として捉えられるように学期に1回,いじめ防止に ついて考える時間を設定しています。
4 メディアコントロール週間の徹底
  ゲームに夢中の子どもたちがたくさんいます。最近はインターネ ットを介して,複数の友だちと対戦する等のゲームが流行っている ようです。脳が成長するこの大事な時期に本を読んだり,自然を観 察したり,体を動かしたりすることが大切です。