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原田の風【10月】 ~校長室より~

  スポーツの秋・文化の秋・読書の秋
                       校長 知念義光
 10月に入って,朝晩が冷え込んできました。子どもたちの服装も冬用に衣替中えです。
 さて,本年度の運動会は,学校単独の開催となりました。当日は,前夜から降り続く雨のため,グランド整備が必要でしたが,多くの保護者の方に手伝っていただき,無事開会式を迎えることができました。
 例年の運動会と違い,いろいろな競技をカットしたり,内容の変更をしたりしました。しかし,子どもたちは,開閉開式,かけっこ,リレー,学年部種目に真剣に取り組みました。子どもたちの一生懸命さが保護者の方々にも伝わったことと思います。特に,それぞれの団長の頑張りには感動しました。複数で大声を出すことを避けるために,声を出すのは団長のみです。練習から本番まで,プレッシャーのかかることも多かったと思いますが,最後までよく頑張りました。
 11月6日(金)は,学習発表会です。残念ながら,参観者は各家庭で2名(未就学児は含まない)までです。11月は文化の秋です。豊かな心を育む機会と捉え,職員が一丸となって取り組みます。子どもたちのこれまでの学習の成果の発表,精一杯取り組んだ作品をご覧いただきたいと思います。
  読書の秋でもあります。なかなか子どもたちが本を読まないので,困っている方もいらっしゃると思いますが,藤原和博著「本を読む人だけが手にするもの」の中に読書好きの子どもに育てるには,次のようなことが大事であると書いています。
【ある程度の強制が必要】
  朝読書の時間,テレビを消して読書の時間,寝る前に読書などの 習慣化が必要である。  
【大人が読む】
    本好きの人は,実に豊かな表情をして本を読む。静かに読んでい ても,そのオーラは確実に周囲に放たれる。それが子どもたちに伝 われば影響を受ける。教育とは伝染,感染なのです。

 どうでしょうか。テレビやスマホやゲーム機など,子どもや大人の興味を引くものがいっぱいの現代です。一週間に一回でも親子で読書をする時間を何とか作り出して,読書の楽しみを味わわせてください。