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校長室で仕事をしていると、ふと廊下の向こうから「お茶、お茶、お茶漬け」という軽快なリズムが聞こえてきました。先週金曜日に3・4年生がボディパーカッションで披露した、あの歌です。

「3年生が練習しているのかな、それとも4年生かな」

そう思いながら声のする方へ向かうと、そこには予想外の光景が広がっていました。歌っていたのは、なんと1年生の子どもたちだったのです。

きっと、お兄さんお姉さんたちが一生懸命練習する姿を見て、全校集会での堂々とした発表を聴いて、いつの間にか心に刻まれていたのでしょう。誰に教わるでもなく、自然と口ずさんでいる1年生の姿。これほど素敵な光景があるでしょうか。

これこそが「音楽の力」なのだと、改めて感じた瞬間でした。

音楽は、学年を超えて子どもたちの心をつなぎます。1年生は憧れの眼差しで上級生を見上げ、「2年後には自分たちもあんな風に発表するんだ」と未来の自分の姿に思いを馳せたことでしょう。そうして、小さな胸に希望と期待の種が蒔かれていくのです。

さて、その3・4年生の本番の発表は――

正直に言うと、私は少し心配していました。「大きな舞台で、緊張せずに力を発揮できるだろうか」と。けれども、そんな心配は杞憂に終わりました。子どもたちは、練習で積み重ねてきたすべてを、あの舞台で見事に出し切ったのです。

一人ひとりの表情には自信が満ち、体全体でリズムを刻む姿は、まさに音楽そのものでした。会場全体が子どもたちの熱気に包まれ、演奏が終わった瞬間、私は思わず涙腺が崩壊してしまいました。子どもたちの成長を目の当たりにした、あの感動は言葉では言い尽くせません。

発表後、子どもたちが綴った感想の一部をご紹介します。

「全力を出せた」「笑顔でできた」「大きな声を出せた」「2回目だったから緊張しなかった」「楽しかった」「他の学校もみんなすごかった」「緊張を抑えて発表できた」「いつもより自分を出せた」「恥ずかしがらないで大きな声が出せた」「ドキドキしたけど、大きな声が出せて嬉しかった」

どの言葉からも、子どもたちの達成感と喜びが溢れています。自分の殻を破り、仲間と一緒に大きな目標に挑戦した経験は、きっとこれからの人生の宝物になるはずです。

3・4年生のみなさん、大きな大きな感動をありがとう!

そして、その姿を見て憧れを抱いた1年生、2年生のみなさん。いつかみなさんが舞台に立つ日を、今から楽しみにしています。

音楽が紡ぐ、子どもたちの成長の物語は、これからも続いていきます。

先日,来校された古希のみなさんからのプレゼントが来ました。いつものように「何に使いたいか」公募します。今回は,各学級に「鉛筆削りが欲しい」という案を採用しました。

さっそく,提案した5年生児童が,各教室に配付してくれました。これでまた一歩,伊﨑田小は快適な学習環境が整いました。

古希のみなさんありがとうございました!感想もありがとうございました。

子供達優先で考えて頂き又子供達の笑顔付きで、私達も幸せいっぱいでした。ありがとうございます。 

嬉しいね〜 微笑ましい 

こちらこそありがとうだね。喜んでもらえて良かったね

可愛い笑顔で気持ちが伝わりましたよ。こちらこそありがとう

鉛筆削り いいアイディアでしたね~

鉛筆削りいいね 子供たちの笑顔も素敵

鉛筆削り大成功~よかったです嬉しい

伊﨑田ソフトボール少年団が、尾野見ソフトボール少年団と合同で出場している5年生以下の県大会で、見事ベスト8に進出しました。今週土曜日には準々決勝が控えています。子どもたちの活躍が本当に楽しみです。

伊﨑田ソフトの試合を見ていて、いつも「凄いな」と感心させられるのが、その走塁です。走塁において次の塁を狙うかどうかの判断は、実に難しいものがあります。ほんの一瞬で決断しなければならず、その判断力が勝敗を分けることもあります。

彼らの走塁を見ていると、実に積極的で果敢です。外から見ていると「大丈夫かな?」と思わずハラハラするような場面でも、子どもたちは思い切って走り抜けます。その結果、セーフになることもあれば、もちろんアウトになることもあります。

しかし、ここで素晴らしいと感じるのは、結果がどうであれ、本人も、迎える指導者や仲間もあたたかいということです。叱責の声など一切聞こえません。「ナイスチャレンジ!」「よく走った!」そんな声が飛び交います。この雰囲気が子どもたちの力になっているのは一目瞭然です。失敗を恐れずチャレンジする姿勢が、チーム全体に根付いているのです。それは合同チームであってもそうでした。強さを感じます。

学校現場でも、私たちは「失敗してもいいから」とか「失敗を恐れるな」とよく口にします。しかし、こうしてあらためて問い直してみると、果たしてここまで具体的な指導ができているだろうか、失敗を本当に受け入れる温かい雰囲気を作れているだろうかと、自問せざるを得ません。

伊﨑田ソフトの指導から、大いに見習いたいと思います。言葉だけでなく、実際の行動と雰囲気で「挑戦を歓迎する文化」を育てていくこと。それこそが、子どもたちの真の成長につながるのだと、あらためて教えられました。

先日、古希(70歳)の祝いで来校された先輩方が、懐かしそうに校舎を見上げながら、「私たちが3年生のときにこの校舎ができたんだ」と、当時を思い浮かべながら感慨深げに語っておられました。あれから半世紀という歳月が流れた今も、その時の記憶は鮮明に心に残っているのでしょう。建物が完成していく過程を目の当たりにした経験が、いかに特別なものであったかが、その言葉の端々から伝わってきました。そして、その貴重な体験を、今まさに、目の前の子どもたちができるのです。

新校舎の足場が取れて、その堂々とした姿がくっきりと現れました。新しい校舎が私たちの前に姿を現したのです。今朝は,本当に感動的な瞬間でした。

いつも子どもたちに語りかけていることですが、今後100年、いや、それ以上使い続けていくであろう建物が、基礎から組み上がり、形を成していく過程を、この目でしっかりと見届けることができるのは、まさに今この時しかありません。完成してしまえば、もう二度と見ることのできない風景なのです。

どうか、この特別な時間を楽しみながら、同時に、今だからこそ見ることのできる建設途中の姿を、しっかりと心と目に刻んでおいてほしいと願います。数十年後、皆さんが先輩方のように母校を訪れたとき、「あの時、新しい校舎ができていく様子を毎日見ていたんだ」と、誇らしげに語れる日が必ず来るはずです。

朝、登校すると必ずトイレに行く子がいます。

そして、必ず3つあるスリッパを手でていねいにそろえます。私が見ているときだけではありません。その子は、いつもそうしているのです。

先日、スリッパをそろえながらこう言いました。

「なんでみんなスリッパをそろえないんだろう。」

嫌みなどの言い回しではなく、本当に疑問に思っているという表情でした。

その子の言葉を聞いて、「めんどくさいから」などと自分なりに予想する答えはあるものの、本当のところを子どもたちに聞いてみたくなりました。

先週は、木曜日が1・2年生の生活科探検、金曜日が3・4年生の社会科見学でした。どちらもバスで志布志の街中まで行く貴重な体験学習です。

木曜日は、あいにくの雨でした。野外活動が難しかっただろうと心配しながら帰りを待っていると、子どもたちが黒い大きなポリ袋を抱えて帰ってきました。

聞けば、志布志高校で予定していた松ぼっくり拾いのために、「明日は雨だろう」と事前に拾っておいてくださったとのこと。なんというやさしさでしょう。志布志高校のみなさん、本当にありがとうございました。

翌金曜日は、一転していい天気。3・4年生は思う存分活動できました。そして月曜日、1年生の教室前に袋が置いてあります。

中身はどんぐりでした。「これどうしたの?」と聞くと、「3年生からもらいました。拾ってきてくれました」と教えてくれました。雨で十分に活動できなかった1年生のために、3年生が拾ってきてくれたのです。これまた、なんというやさしさでしょう。

このやさしさを、伊﨑田小では連鎖させていきます。

今月も来ました。「毎月15日は、子ほめの日」に合わせた伊﨑田小の取組「今月のスター表彰」です。毎月、1年生から4年生を表彰する伊﨑田小独自の取組です。

今月の「市報しぶし」にも取り上げていただきました。

今月は、次の4人です。

1年生 村久木 琴愛さん「きれいきれい名人賞」

ことあさんは、掃除がとても上手です。何よりていねいです。そのレベルは「名人級」です。ぜひ、みんなのお手本になってほしいとの願いからの受賞です。

2年生 鶴川 大和さん「バレースピリッツ賞」

バレー少年団でがんばっている大和さん。朝から先輩たちといっしょにバレーで遊ぶ姿や、バレーについて語ってくれる機会が増え、「魂」を感じています。

3年生 原 孝一さん「本と友だち賞」

司書の先生によると、孝一さんは,毎回のように借りた本の内容や感想を伝えてくれるのだそうです。話を聞いていて、本当に本好きなことが伝わってきます。

4年生 菅田 華奈さん「笑顔の架け橋賞」

華奈さんの気持ちのいいあいさつには、必ず笑顔が伴っています。これからもみんなに笑顔であいさつの架け橋となってほしいとの願いからの受賞です。

今月の4人は、4月の目標にちなんだ受賞となりました。少しでも自信につながってくれれば、こんなにうれしいことはありません。おめでとうございます!

昨日、古希を迎えられた伊﨑田小学校のOBの皆さんが、母校を訪れてくださいました。

まず校長室へご案内しました。やはり皆さんが一番興味を示されたのは、歴代校長先生方のお写真です。

続いて教室へ。お客様が大好きなイサキダっ子たちは、満面の笑顔で迎えてくれました。先輩方もとても喜んでくださったようです。

お別れの際、先輩方から「子どもたちのために使ってください」とお心遣いをいただきました。私はすぐに、子どもたち自身に使い道を考えてもらおうと決めました。校長室前の黒板に募集案内を書くと、さっそく5年生からアイデアが届きました。みんなで話し合いながら、有意義な使い方を考えていきたいと思います。

伊﨑田学園の新校舎建設工事が、日に日に着実に進んでいます。

工事現場を見るたびに、新しい建物の姿が少しずつ明確になっていく様子を目の当たりにし、完成への期待が高まっています。学びの場が形になっていく過程は、見ているだけでわくわくするものがあります。

そして今日、特にお伝えしたいのが、現在の小学校校舎と新校舎をつなぐ連絡橋の設置についてです。

この連絡橋は、単なる移動のための通路ではありません。外観からもその特徴的な構造を確認することができ、建物と建物を物理的につなぐだけでなく、児童・生徒が日常的に行き交い、交流する場としての役割も期待されています。異なる年齢の児童生徒が自然に顔を合わせる機会を生み出す、コミュニケーションの架け橋となることでしょう。

新校舎の完成まで、工事の進捗を見守りながら、新しい学びの環境で児童がどのように成長していくのか、今から楽しみでなりません。

引き続き、建設の様子を随時お伝えしてまいります。

今朝、児童玄関で子どもたちを迎えていると、ある子が駆け寄ってきました。

「校長先生、これ持っておいてください。」

差し出された小さな手のひらには、一つの石がありました。特別な形をしているわけでもない、どこにでもあるような石です。

「ありがとう。持っておくね。」

そう答える間もなく、その子は満足そうな笑顔で教室へと駆けて行きました。

私は、その石を大切に握りしめながら校長室に戻りました。デスクの上にそっと置いて、改めて眺めてみます。ただの石かもしれません。でも、この子にとっては、誰かに預けたいと思える大切なものだったのでしょう。そして、預ける相手に私を選んでくれた――その事実が、今朝の私の心を温かく満たしてくれました。

何気ない、ほんの数秒のやりとりです。しかし、子どもが安心して自分の「大切なもの」を託せる。そんな関係が築けていることを実感できる、とても嬉しい出来事でした。

思えば、自分の心に余裕があるからこそ、こうした小さな瞬間を大切に受け止められるのだと思います。心穏やかであるから、子どもたちの些細な言葉にも丁寧に応えることができる。そして、その積み重ねが信頼につながっていくのでしょう。

これは私だけではありません。伊﨑田小学校には、いつでも誰かが子どもの話に耳を傾けてくれる、困っている子がいれば誰かが手を差し伸べてあげられる、そんな温かい雰囲気があります。

誰かが、子どもの小さな声を聞いてあげられる。 誰かが、そっと手伝ってあげられる。 誰かが、安心して預けられる存在でいられる。

そんな態勢が、教職員全員で自然と作られているのが、チーム伊﨑田小の強みです。

「いつ取りにくるのかな?」そんなことを思いながら,机の上の小さな石が、私にそう思わせてくれています。

11月6日(木)、鹿児島県教育委員会の堀江教育委員をはじめとする6名の皆様が伊﨑田学園に来校され、県民週間標語の表彰式が行われました。

表彰式は全校集会に合わせて開催され、来賓の皆様をお客様大好きなイサキダっ子たちの盛大な拍手でお出迎えするところからスタートしました。会場は温かい雰囲気に包まれ、子どもたちの喜びと緊張が入り混じった様子が印象的でした。

3年生の溝上新さんが堂々とした態度で表彰を受けた後、堀江教育委員をはじめとする来賓の皆様と記念撮影を行いました。溝上さんの笑顔が輝く、思い出深い一枚となりました。

今回の最優秀賞は、県下の小学校471校、中学校210校を合わせた681校という多くの学校の中から、たった1人だけが選ばれるという大変名誉ある賞です。本校からこのような素晴らしい受賞者が出たことは、まさに快挙と言えるでしょう。

県民週間は終わりましたが、溝上さんの標語「みんなしゅ人こう きらりとかがやく わたしの学校」に込められた思いは、これからも伊﨑田学園全体で大切にし、実践していきたいと思います。一人ひとりが主人公として輝ける学校づくりを、今後も続けてまいります。

子どもが「夢中になる」のであれば、これはもうよい授業です。

今日は、2年生が育てたさつまいもの収穫でした。休み時間に「とても大きないもが収穫できている」と職員室で話題になりました。

まだ収穫が終わらず、次の時間も引き続き作業をしていると、校長室に子どもが来て言いました。

児童「校長先生、さつまいもがとれたので、取りに来てください。」

校長「えっ、少ないんでしょ。それに小さいんでしょ。校長先生がもらうの悪いからいいよ。」

児童「いや、とっても大きいのがたくさんとれました!」

校長「本当に? 証拠を見せてよ!」

児童「いいですよ! 来てください!」

そんなやりとりを楽しみながら畑に向かうと、本当にびっくりするぐらいの大きさのさつまいもが並んでいました。そして,いただきました。ありがとう!

そして、私に少し話した後、子どもたちはすぐに作業に取りかかり、まさしく夢中になって掘っていました。

校長「何でこんなに大きくなったの?」

児童「それは、愛情いっぱいあげたから!」

最高です。

小雨降る中でしたが、10時の志布志市地震・津波防災訓練に合わせて避難訓練を行いました。伊﨑田小の子どもたちにとって「訓練を上手くできる」のは、もう当たり前と言ってよいでしょう。今回もそうでした。

ですので、今回も少しレベルの高い話をしました。基本を外れる「例外」の話です。子どもたちの全ての学びは、基礎・基本を学んだ後、応用へと進まねばなりません。

子どもたちに問いました。「普段の学校生活では必要ですが、避難訓練ではいらないもの」——私の答えは「笑顔」です。しかし、避難中でも笑顔が必要な時があります。例えば、避難中に地震が怖くて泣き出しているお友だちがいたら、笑顔で励まし,安心させることがあるかもしれません。

前回の避難訓練では「話さない」の例外を話しました。避難中に仲間がケガをしたとき,大声で大人を呼ばなければいけません。基本的なルールを知ることは大切ですが、それ以上に大切なのは,柔軟な対応です。

今日、子どもたちに最も伝えたかったのは、「最後の最後、決断するのは自分自身である」ということです。これは、いつも避難訓練で話していることでもあります。

飾りパネルなど、小学校の卒業記念品として何か制作することはよくありますが、今でも実際に使われている、しかも良い状態で活用されているものは、なかなか多くありません。しかし、伊﨑田小学校にはあるんです。これです。

周りは木彫りになっていて、とても丁寧に作られています。真ん中は黒板になっており、ウェルカムボードとして活用されているのです。これを制作したのは、平成21年度の卒業生の皆さんです。もしお知り合いの方がいらっしゃいましたら、校長が素敵な作品にとても感謝していることと、ぜひ小学校に遊びにいらしてくださいとお伝えください。