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【校長ブログ】イサキダタイムの目的

40分授業の中で生まれる5分を積み重ねたイサキダタイムの30分を「余白」と表現しましたが、導入当初からその目的は明確でした。

「学習者がそれぞれの興味・関心や学習進度に応じて、教科や学習内容・形態を自ら選択・決定し、学び合う時間」

肝心なのは、「選択し、決定すること」です。

学校はこれまで、あまりにも「許可システム」として機能しすぎていたのではないでしょうか。「トイレに行っていいですか?」「給食を残していいですか?」――こうした場面に象徴されるように、過度な「管理」が優先されるあまり、人間が本来もつ選択・決定の自由が奪われてきた面が少なくありませんでした。

学習においても同じことが言えます。とりわけ宿題は顕著です。家庭での時間の使い方に対して、学校が学習の時間と内容を一方的に決めてしまうことは、甚だ僭越な行為と言わざるを得ません。本来、宿題とは子ども自身が考え、家族とも相談しながら決めていくものではないでしょうか。

宿題に限らず、「今日の算数がまだ終わっていないから、少し復習しよう」と自らの学びを振り返り、次の行動を決めていく――そうした「自己決定」の積み重ねの中にこそ、大きな成長があると考えました。それがイサキダタイムを設けた理由です。