「同僚性」という言葉が学校現場にもよく用いられます。
「同僚性を高める」ことは、現場にチームの生産性向上やトラブルの未然防止など、多くの恩恵をもたらします。
個々人の力量がいかに優れていても、それだけでは組織としての強さには限界があります。チーム単位での連携、さらには学校全体に同僚性が根付いていくことに、私は大きな期待を寄せています。
そのための方策は数多くありますが、なかでも「仕事上での成功体験を積み重ねること」は欠かせない要素だと確信しています。華々しい大きな成功よりも、日々の小さな成功の積み重ねこそが、チームの土台を着実に強固なものにしていくと実感しているからです。
一方、あえて申し上げたいことがあります。私がそれほど重視しないのは「仲の良さ」です。誤解を恐れずに言えば、「互いに気持ちよく、きちんと仕事を遂行し合える関係」こそが、同僚性の本質だと考えています。馴れ合いはなく、プロフェッショナルとしての信頼と敬意に基づいた関係性——それが、真に強いチームをつくる礎になると信じています。