19『市道徳教育推進教師等研修会-公開授業』風景
月: 2020年11月
『芸術鑑賞-みやまおとどけコンサート』風景
『オオカミと少年』
令和2年11月17日(火)
「オオカミと少年」
ある村に,ヒツジ飼いの少年がいました。
来る日も来る日も,仕事はヒツジの番ばかり。
少年は退屈しのぎに,ちょっといたずらをしたくなりました。
そこで少年は,とつぜん大声をあげました。
「たいへんだ!オオカミだ!オオカミだ!!」
村人が驚いて,駆けつけてきました。
それを見て,少年は大笑い。
何日かして,少年はまた大声をあげました。
「たいへんだ!オオカミだ!オオカミだ!!」
村人は,今度も飛び出してきました。
少年はそれを見て,またもや大笑い。
ところがある日,本当にオオカミがやって来て,ヒツジの群れを襲いました。
少年はあわてて,叫び声をあげました。
「オオカミが来た!オオカミが来た!本当にオオカミが来たんだよ!!」
けれども村人は,知らんぷりです。
何度も嘘を言う少年を,誰も信じようとはしなかったのです。
かわいそうに,少年のヒツジは,みんなオオカミに食べられてしまいました,とさ。
このお話しは,普段から嘘ばかりついている人はたとえ本当の事を言っても,誰にも信じてもらえなくなるという例え話です。普段から正直に生きることで,他の人からの信頼を得られるようにしましょう。