私たちは,『続ける事は難しい』と言葉では知っていても目標を立て実現へ向けて取り組もうとするものです。
しかし,スポーツにしても勉強にしても上達する時期と伸び悩む時期が誰にでもあり,壁にぶち当たった時に諦めてしまう人が多いのが現実です。その時,我慢して続けられれば乗り越えられるのですが,結局挫折してしまうケースが多いのです。
目標を設定した時に大事な事は「頑張ろう」と肩に力を入れるのではなく,自分が「やりたい事」「実践したい事」を習慣化させると考えれば,気づいたときには目標を達成しているという事になっていると思うのです。
「習慣化する」事は簡単な事ではありませんが,本当に自分が「やりたい事」「実践したい事」であれば,一度や二度挫折したとしても再度挑戦すればいいのです。
「生徒玄関8時5分通過,8時10分着席100%達成」も10日以上継続できた学級もありましたが,今,また,新たな記録へ向けて,そして習慣化できる日を夢見て挑戦し続けている学級もたくさんあります。
この事は,君たち一人一人が設定した目標と同じです。時には立ち止まっても,また歩き始めればいいのです。諦めずに頑張ってみてください。
月: 2019年3月
平成31年3月19日(火)『未来の自分へ挑戦』
『昨日の自分は決して今日の自分を裏切らない。』。この言葉は,フィギュアスケートの浅田真央さんの言葉です。
「努力しても意味がない」「努力してもうまくいかない。」などと努力の意味を認めず,諦めてしまう人がいます。
でも,浅田真央さんの言う通り,昨日の自分の頑張りが今日の自分の姿を創っているのです。昨日挑戦することを諦めていた事が,今日急にできる事がありません。昨日と今日は同じなのです。
今日,昨日と同じような考え方をして同じような行動をすれば,今日も昨日とほぼ同じことの繰り返しになるのです。
もし,昨日の自分の姿に納得できないのであれば,それを改善する事に挑戦しなければ,今日もそして未来も納得できない事が続いてしまう可能性があるのです。
だからこそ,昨日の自分を素晴らしいものにするために,自分を高め成長するために「挑戦する事」「変わる事」を決意する事が大切なのです。そうすれば昨日の自分が変わり,今日,そして未来の自分が大きく変わっていくと思います。
今日,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』に挑戦すれば,明日は必ず実現できます。期待しています。
平成31年3月18日(月)『今,君たち一人一人の力が必要』
君たちが同級生として昨年4月に出会いスタートした学級は,学級の中の一人一役や学校行事に向けた取り組み等,力を合わせて学級目標実現を目指して修了式という港へ運航しているところです。
修了式まであと5日,登校する日もあと4日,今,君たちが乗船している志布志中学校丸は,入港を間近に控え入港準備を進めているところです。
しかし,船を運航する上で最も安全に気を付ける時が,港を離れる時と港に入港する時だと言われているのです。
今,君たちが乗船する志布志中学校丸も入港準備を始めたところですが,新しい学年を安全にスタートさせるためにも学級全員が心を一つにして気持ちを引き締め,この1年間の成長の姿を形として示し,修了式という港への入港の時を迎えてほしいと願っています。 坂本龍馬が明治維新に向けて力を一つにすることを呼びかけた時の言葉として「誰一人欠けたち船を動かす事はできんがぜよ!」。という言葉が知られています。
今,必要なのは君たち一人一人の力です。『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』100%10回達成,実現しよう。