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令和3年12月15日(水)
守っていますか?『9時オフ』
 皆さんは夜9時以降にテレビを見続けたり,電子機器を使ったりしていませんか?大隅地区PTA連絡会や志布志市PTA連絡協議会では,テレビはもちろん,携帯電話・スマートフォン,ゲーム機などの電子機器を小・中学生に夜9時以降は使わせないように提言しています。
 電子機器の画面からは,ブルーライトが出ています。このブルーライトは「目に見える光の中で最も強いエネルギーを持つ光」であり「紫外線に非常に近い波長の光」であるため,睡眠障害となり,寝付きが悪くなるそうです。
 パソコンやスマートフォン,ゲーム機などのLEDディスプレイからは,このブルーライトが多く出ています。ブルーライトはエネルギーが強く,人間の目の角膜や水晶では止まらずに,網膜までたどり着いてしまいます。ブルーライトを多く浴びることで,目が疲れてしまいます。さらには,目から情報を得ている脳が疲れてしまいます。脳が疲れてしまうと,勉強などをしてもなかなか頭に入ってこないため「物覚えが悪い」状態になります。
 他にも,ブルーライトは肥満の原因になることもあるそうです。
 また,夜の懇親会への参加も,9時までには切り上げ帰宅するよう,つまり『9時オフ』を呼びかけています。夜の懇親会に遅くまで参加すると,興奮してしまい,なかなか寝付けないことで浅い眠りになってしまうそうです。すると,翌朝の「あくび」「居眠り」「学習意欲の低下」「登校しぶり」につながる悪循環(あくじゅんかん)に陥り(おちいり)ます。
 志布志中学校の生徒の皆さんは,自分の意思で,「電子機器9時オフ」と,「夜の懇親会9時オフ」を守りましょう。

令和3年12月14日(火)
なぜ受験勉強をするのでしょうか?
3年生は,なぜ受験勉強をしているのですか?それは,第一志望校に行き,自分が学びたいことを学び,やりたい仕事に就職するためと答えるのかも知れません。
しかし,将来やりたいことが見つからない人はどうですか。そんな人は,とりあえず勉強し将来の選択肢を広げる,という考え方をしてはどうでしょうか。私も,中学や高校1,2年生の頃は,「将来の選択肢を広げるため」に勉強していたような気がします。
私が皆さんに改めて受験勉強を含め勉強する意味を「勉強することとは,自分を磨くことである」とお伝えします。
何事も,続けていくと必ず壁にぶつかるものです。壁を乗り越えるためには,忍耐力をはじめいろいろな要素が必要です。壁を乗り越えられたら,自信が得られます。そして,達成感も得られます。さらには,周りの人への感謝の気持ちが生まれます。受験勉強するのは自分自身なのですが,多くの人に支えられて勉強できているからです。
私がお伝えしたいことは,受験勉強を通して自分を磨くことができる,人間性を高めることができる,ということです。受験勉強を乗り越えた先輩方は「頑張ってよかった」とよく言います。これは,受験勉強を本気で頑張った人にしか得られない感情です。
受験の目標は志望校合格だと思います。しかし,私はそれと同じくらい,受験勉強を経験することに意義があると思っています。
私の同級生で,第一志望校に合格したけれどその後の人生で脱落した人がいます。逆に第一志望校に不合格だったけれど,大きな成功を得た人もたくさんいます。受験勉強を,辛い(つらい)もの,嫌なものではなく,自分を磨くチャンスだと捉え(とらえ)ましょう。
3年生は受験開始まであと1カ月余りです。もうこれ以上頑張れないと言い切れるくらい,残りの期間を頑張りましょう!
1,2年生の皆さんも,来年,再来年に,「やっておけばよかった」と後悔しないためにも,今のうちから最大限の努力する習慣をつけ「やっててよかった」と言えるようにしましょう。

令和3年12月13日(月)
たった一言が人の心を傷つける たった一言が人の心を温める
 道徳の教科書などでも紹介されていますが,前回のサッカーワールドカップでは,日本人サポーターや選手のマナーが外国人記者から絶賛されていました。外国人記者はワールドカップ日本代表選手へ「なぜ,日本の観客は試合が終わった後に競技場のゴミを拾って,応援席をきれいにして帰るのですか」と質問しました。それに対し,選手たちは『日本には「来た時よりも美しく」という言葉があります。その通りに行動したのです』と答えていました。
 以前,10月末のハロウイーンでは,仮装をした人たちが渋谷に集まり,翌朝ゴミが路上に散らかっている様子や,それを拾う様子が報道されていました。皆さんは「来た時よりも美しく」という日本人の美徳ともいえる精神で,大谷翔平選手のように,拾う方(ほう)の立場で行動することを期待しています。
 さて,「たった一言が人の心を傷つける。たった一言が人の心を温める」とのことばは,使う場面や使い方の配慮を欠くことで,たった一言が相手の心を大きく傷つけ,発する言葉に配慮することが,相手の心を温める効果があることを意味しています。このことばの中にある「一言」を「行為や行動」に置きかえてみてください。「ほんの小さな行為が人の心を傷つけることも,小さな行為が人の心を温めることもある」ことにも留意していくことが,学校生活やネット上を含む社会生活でますます求められていると思います。
 叩かれるよりも,ことばで言われる方が傷つくこともあります。つまり,相手を傷つけるようなことばは,友だちや家族をだけでなく,誰に対しても絶対に使ってはいけないのです。
 ことばは人間にとって一番便利で身近な道具です。優しいことばで誰かを励ますこともできます。しかし,鋭いナイフのようなことばは,人の心を切りきざみ残酷なほど,他人の心を人を傷つけることもあります。
 ラインやツイッターなどのネット上も,現実世界と同じです。自分のことばには責任をもちましょう。