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令和3年5月7日(金)
泣くな,絶望するな,そんなのは今することじゃない
 この言葉は鬼滅の刃1巻の第1話「残酷」で,主人公の炭(たん)治郎(じろう)に対して冨岡義勇 (とみおかぎゆう)が心の中で叫んだセリフです。
 この鬼滅の刃の設定は大正時代の日本です。炭を売る心優しき少年・炭(たん)治郎(じろう)は,ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまいます。さらに唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)は鬼にされてしまいました。この絶望的な状況で,炭(たん)治郎(じろう)が言われた言葉が
「泣くな 泣くな 絶望するな。そんなことは今することじゃない」でした。
 家族を殺され妹を鬼にされてしまった炭(たん)治郎(じろう)が,そのつらさを乗り越えて,この鬼滅の刃の物語が進行していきます。
 志布志中の皆さんも,これまで悲しいこと,つらいことをたくさん経験したことと思います。しかし,この炭(たん)治郎(じろう)の経験に比べると足下(あしもと)にも及ばないのかも知れません。炭(たん)治郎(じろう)は,泣くことや絶望することではなく,妹禰豆子(ねずこ)を救うために修行することを選択しました。是非皆さんも,悲しみや絶望に打ちひしがれることなく,前に進んでいきましょう。すぐに立ち上がらなくてもいいです。しかし,必ず立ち上がり,前に進んでいきましょう。

令和3年5月6日(木) 
時間は「ある」ものでは無く,「さがす」もの。
そして更には「つくる」もの。
 テスト前や入試直前で自分自身が必死になっている状態を想像してみてください。このような状態で,「しまった!時間が無い」と時間を求めているはずです。
 そういうときには,ごはんを食べながら勉強するかも知れませんし,歩きながらでも勉強するかも知れません。もっと勉強する時間がとれないか,考えるはずです。
 これが,時間を「さがす」ということです。これをするだけで,時間との付き合い方が変わってきます。
 この一つ上にあるものは,時間を「つくる」ということです。ただ漠然と過ごしていては,時間を作り出すことはできないでしょう。
 それでは,時間を「つくる」とは,どのようなことなのでしょうか。例を挙げて考えてみましょう。
 学校の期末テストが近づいてきました。あなたは毎日数学,英語,理科を1時間ずつ勉強することを始めたとします。しかし,社会や国語の勉強もしなければならなくなりました。どうしたらいいのでしょうか。
 まず,時間をさがしてみましょう。だらだらしている時間をなくして勉強してみましょう。しかしそれでも足りなかったらどうすればいいのでしょうか。
 ここで,時間を「つくる」という発想が生まれてきます。
 この問題を解決するには,三つの教科それぞれを集中して取り組み,45分ずつで終わらせればいいのです。すると,それぞれ15分ずつ,合計45分の時間が生まれます。この時間を社会や国語に充てればいいのです。
 勉強だけに限りません。部活動が忙しくなってきたら,工夫して時間を「つくる」。友達と遊ぼうと思ったら,勉強をやらないのではなく,工夫して時間を「つくる」のです。
 時間を「さがす」,そして「つくる」ことで,時間を上手にコントロールできるようになりましょう。