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今朝は,表彰式と陸上総体の推戴式が行われました。表彰式では,弓道部,剣道部,卓球部,女子バレーボール部が表彰されました。どの部も,大会等で優れた成績を収めました。おめでとうございます。
次に,来週行われる陸上総体の推戴式が行われました。これまでの練習の成果を出し切って欲しいと思います。

令和3年5月11日(火)
躾(しつけ)で一番大切なのは姿勢
 「今でしょ!」で有名な予備校講師の林修(おさむ)先生は,子供に躾(しつけ)なければならない一番大事なことは「姿勢」だと言い切っています。
 皆さんの中で,授業中集中できない生徒はいませんか?なぜ集中できないのか?それは,集中できる姿勢になっていないからです。なぜ宿題ができないのか?それは,宿題をきちんと座ってやる姿勢ができていないからです。
 実際でもテレビドラマでもいいです。「姿勢のいい不良」を見たことありますか?ないでしょう。姿勢のいい子は,成績がいい子も多いのです。私が小さい頃は家でも学校でも,姿勢が悪かったらものすごく注意されました。今,本校では各授業で「立腰(りつよう)指導」がなされていると思いますが,家庭で,注意されることがありますか。
 2時間机の前に座っていられるということは,2時間勉強できる姿勢をしてるかどうかなのです。集中力がないというのは簡単ですが,そうではなくて,集中できる姿勢が訓練が徹底されていないだけなのです。皆さんの中で,やる気にならないとか,集中力がない,落ち着きがない,大きい声が出ないとか,そういったものは実は,全部姿勢なのです。今,腰を前にずらして食べている人,足を組んでいる人,既にアウトです!
 集中力に欠ける生徒は,背中を丸めた悪い姿勢のまま授業を受けていることを自覚できていません。先生方から「腰骨を立てなさい」と言われたら,しつけで最も大切なことを指導されていることを自覚してください。
 背筋を伸ばしシャンとするには,いわゆる「腰骨を立てる」ことが大切です。柔道の自然体や,相撲で蹲踞(そんきょ)する際は背筋が伸び,腰骨が立っています。背筋を伸ばす時に意識するのは,実は背骨ではなく,腰骨を立てることです。自分で意識して腰骨を立てることで,集中できやる気を起こし,落ち着きを取り戻し,意欲のある人になりましょう。「いつからやるの?今でしょ!」

令和3年5月10日(月)
できるだけ早く,やりたいことを見つけてください
 「できるだけ早く,やりたいことを見つけてください。そして,その目標に向かって頑張ってください」
 これは,今から20年前,2001年5月に,大リーガーのイチロー選手がシアトル郊外の小学校を訪れ,約400人の子どもたちに壇上から語った言葉です。
 2001年,イチロー選手はオリックスで残した圧倒的成績を引っさげマリナーズに移籍し,日本人の野手として初めてのメジャーリーガーとなりました。イチロー選手は世界最高峰の舞台に挑戦したのですが,当時のメジャーリーグはパワーまっただ中の時代でしたので,当時のアメリカのメディアはイチロー選手が活躍するとは思ってもいませんでした。
 まだ,メジャーリーグに加入したばかりだったイチロー選手は「できるだけ,早くやりたいことを見つけてください。そして,その目標に向かって頑張ってください」と子どもたちに「モチベーション」というテーマで約5分間のスピーチをしました。
 イチロー選手は,メジャーリーグに加入した2001年に157試合に出場し,242安打をマークしています。打率3割5分,8本塁打,69打点,56盗塁の成績を残し首位打者,盗塁王,新人王,MVP,ゴールドグラブ賞と数々のタイトルを獲得しメジャーに衝撃を与えました。
 その後もイチロー選手は10年連続200安打を達成,MLB通算3089安打をマークするなどスター選手に上り詰めました。イチロー選手の功績を振り返り「今,彼のキャリアを振り返ってみると,彼がMLBの初めのシーズンで大成功を収めるということを予想するのは簡単なように見える。しかし,当時はそうではなく彼は真の先駆者と言えるだろう」とアメリカのスポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」は締めくくっています。
 イチロー選手は小学生の時からプロとして活躍することを思い描いていました。志布志中学校の皆さんも,できるだけ,早くやりたいことを見つけてください。そして,その目標に向かって努力してください。