Skip to content

令和2年5月12日(火)
生徒集会(校長から)
 今,生徒会の各専門部と執行部から,今月の努力目標と具体策について説明がありました。また,お願いもありました。
 全国的には,まだ緊急事態宣言が出されたままの状況ですが,本県では,新たなコロナウィルス感染者が出ていないことなどを踏まえて,昨日から県立高校や各市町村立の小中学校が条件付きで再開されたところです。
 臨時休校の間は,生徒の皆さんは登校できず,当たり前の日常がどれだけ幸せなことだったか分かったと思います。昨日から登校して,仲間との学校生活や何気ない会話がどれだけ幸せなことか改めて気付いたことと思います。この何気ない瞬間を大切にしましょう。
 授業や学校生活では制限があり,我慢をしなければならない部分もあります。今は暗いトンネルの中で出口が見えず不安になっていることと思いますが,必ずいつか光が見えるようになるものです。
部活動では,全国大会や九州大会が実施されなくなり,悔しい思いをしている選手もたくさんいるでしょう。しかし,その涙は頂点を目指して一生懸命練習をしていた証です。その涙を次のステージの糧にしてください。皆さんが将来,いろいろな舞台で活躍する姿を楽しみにしています。
 生徒会活動や係活動も,いろいろな制限があります。先ほど今月の努力目標と具体策についての説明があったとおり,そんな不自由な中で自分たちの生活をより良くしようと工夫し頑張っている志布志中学校の生徒の皆さんを誇りに思います。皆さんと工夫しながら,今の状況でできる最大限の活動をしていきましょう。大いに期待しています。
 これで私の講評を終わります。

 令和2年5月8日(金)
チャンス,チャレンジ,チェンジ(Chance,Challenge,Change)
 「チャンス」とは,『時は得難くして,失いやすいすい』という司馬遷(しば せん:中国前漢時代の紀元前145年頃~紀元前87年頃の歴史家『史記』の著者)のことばで言い表せます。これは「人生の中でチャンスはそう何回もは巡ってこない。たとえやってきたとしても油断するとすぐ取り逃がしてしまう」という意味です。
 私たちは,やるべき事を「後回し」にしてしまうことがよくあります。その後で「あの時やっておけばよかった」と後悔するのもよくあることです。大きなチャンスをつかむためには,普段から身近なチャンスをつかむ訓練が大切です。その訓練とは「気付いたらすぐ行う」「気付いたらすぐに止める」などという行動力と決断力を養うことです。「幸運の女神には前髪しかない」ということわざがあります。これはレオナルド・ダヴィンチによるものだと言われています。幸運の女神には前髪しかないため,通り過ぎた後,あわてて捕まえようとしても後ろ髪がなく掴む場所がない。つまり,うかうかしているとチャンスを手にすることができないということわざです。すべての人に平等に与えられた時間を大切にし,確実にチャンスをつかみましょう。
 「チャレンジ」とは,失敗を恐れずに自分から進んで挑戦することです。その経験が自分を成長させます。
 「チェンジ」とは,経験したことで自分を良い方向に変えていくことです。
 ピンチは「危機」で,チャンスは「好機」です。そして,チェンジは「変換・変革」で,チャレンジは「挑戦」です。ピンチの壁は自分の心の壁とも言えます。この壁を乗り越えられるかは,幸運の女神に試されているのかも知れません。ピンチを自分を成長させる好機,今までと違うやり方で再挑戦する好機と考え,ピンチ(危機)から逃げずに,挑戦してみましょう!きっとチェンジ(成長)できるはずです。
 志布志中学校の皆さんも,是非「チャンス・チャレンジ・チェンジ」の精神で努力しましょう。

  令和2年5月1日(金) 
 部活動の目的について
 今日は私なりに考えている,部活動の4点の目的について,お話しします。
① 部活動は,いろいろな年齢集団による活動ですので,先輩や後輩との関係が築かれます。先輩に対する言葉遣いを学んだり,後輩に対する教育や指導ができるようになることなど,有意義な体験を積むことができます。
② 部活動は,同じ志(目標)をもつ仲間ができます。部活動でお互いに目標に向かって取り組んだ仲間は,これから一生を通しての仲間にもなり得ます。仲間は,部活で得られる宝物とも言えます。
③ また,部活動の最初と最後のあいさつ,顧問の先生や保護者に対する敬語,会場等でのマナーなど,普段経験することができない礼儀を学ぶ機会が得られます。
④ さらに,部活動では強い心を養うこともできます。自分より技術が無いと思える部員がレギュラーに選ばれ自分は外されたり,上級生から上から目線でものを言われたり,など,部活動では理不尽とも思える出来事もあるかも知れません。しかし,これらのことも無駄なことではありません。こういうこともあるのだ,こういう人もいるのだと,いろいろな体験を多面的に生かし,我慢したり受け入れたりする強い心を育てることもできます。部活動を通して,社会に出てからの荒波を乗り越える強い心を育てることもできるのです。
新型コロナウィルスの感染防止のため,思うような活動ができていませんし,今後の活動も見通せない状況です。それでも,制約がある中ですが,やれることを精一杯取り組んでください。部活動の入部届を出したならば,本気で最後まで続けてください。部活動に入っていない2・3年生も年度が改まりましたので,是非入部を検討してください。