Skip to content

 先週末,本棚の整理をしていると,「チームスポーツ」について書かれた本が見つかったので,久しぶりにその本を手に取り読み返してみると,『チームスポーツというのは,全員の協同作業です。「俺が俺が」ではなく,「アイツがやりやすいように」というエネルギーの集合がいいプレーを生む。』と書かれてありました。
 その事を例えるとすれば,ラグビーがいい例になると思います。パスをつないでつないで,前に出て行く。スクラムを組んだフォワードは,チームが何とか一歩でも前に出れるように力を振りしぼる。周囲の選手は例えボールを持たなくても,俊足のバックスが走りやすいように,おとりになって相手を1秒でも引き付ける。タックルを受け負傷し,倒れているチームメイトがいれば,自分は苦しくてもその選手の分までカバーしようとする。
 伏見工業高校を3回全国優勝に導いた山口良治監督は,「相手を思いやることができなければ,相手も自分を思いやってくれることはない。『アイツがやりやすいように』という思いやりがなければ,チームは機能しない。」という言葉をよく口にされています。
 学校も『縁があって出会った志布志中学校というチーム』です。「俺は俺,私は私」では決して一つになることはできません。「○○君のために,○○さんのために,クラスのみんなが生活しやすいように」という気持ちを学級全員が,そして全校生徒が常に心に待ち続けて初めてチームになれるのだと思います。
 3年生が卒業するまで約2週間,全校生徒一人一人が,心を一つにして素晴らしいチーム「令和元年度志布志中学校」を創り上げてくれることを心から願っています。
 今日は,「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%」27日目を達成できました。あと3日気張りましょう。

 『良い1日は,朝で決まる』という言葉があります。今日は,約20数年前に南日本新聞の世論欄に投稿された『「笑顔」は我が家の子育て。』という一人の保護者の方の意見文を紹介します。
 『出かける時は笑顔で,「行って参ります」の言葉が我が家の習慣である。「あれっ,いやな顔しているよ。笑顔,笑顔」「ほらっ,家族にもしものことがあったら,嫌な顔が心に残って後悔したりするでしょう。」と語りかけると,振り返って笑顔で「行って参ります」の元気な声が返ってくる。嫌な顔で出かけると,「学校で何かなければ」と一日不安が残り,帰ってくるまで気になってしまう。この笑顔がわが家の一日のスタートである。』
 どうですか。今日家を出る時に,笑顔で「行ってきます」と家の人に声をかけることができましたか。また,今日の「生徒集会」で元気よく,笑顔で「おはようございます」と挨拶をすることができましたか。
 君たちは,約1年前に縁があって偶然にも同じ学級となり,『ONE FOR ALL ALL FOR ONE』等の学級目標を実現するためにこの11カ月間様々な活動を一緒に取り組んできている事だと思います。
 どうですか,残された1カ月間,更によりよい学級を創るために『良い1日は,朝で決まる』と言う言葉を信じて,「朝の会」で元気よく,笑顔で「おはようございます」と挨拶をすることから始めてみませんか。1カ月もあれば,学級は大きく変わると思います。挑戦してみてください。