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 暦の上では「大寒」が過ぎ,日一日と寒さが緩み,春へと一歩一歩近づいている中,先週から今週前半にかけて冷たい雨でしたが,君たちはどのようにして登校してきましたか。
 防寒具に身を包み,傘を差しながら歩いて登校する人,雨合羽を着て自転車で登校する人,雨だったため保護者の方に車で送ってもらった人とそれぞれだったことと思います。
 この3年間,「8時5分までに生徒玄関を通過し,8時10分までに着席」することは,『時を守る』事であり,「朝読書等の準備を済ませ着席する」ことは,周りの人への思いやりを持つことであり,場の雰囲気を創ることにもなるので,『場を清め,礼を正す』事になるということを伝えてきました。そして,様々な儀式や集会の中で『時を守り,場を清め,礼を正す』ことが,将来,社会人になった時に大きな財産になることを話をして来ましたが,君たちは実行できていますか。
 中には,「今日は寒かったから遅れてしまった。」とか「今日は雨が降っていたから遅れてしまった」と言い訳を考えている人はいませんか。
 社会人になると,寒かろうが雨が降ろうが「時間を守る」ということが信頼を創る第一歩になるのです。ぜひ,全校で『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』を達成し,みんなの力で「当たり前のことが当たり前にできる学校」創っていきましょう。

 3年生は,今,私立高校受験の真っ最中ですね。もう私立高校入試を終えた人,これから初めて入試を経験する人,公立高校入試へ向けてラストスパートをかける人と様々だと思います。
 今日は,そんな君たちに以前紹介したメッセージを再度贈ります。
『頑張って,可能性はいつもキミの中にあるから,他人と比べてもしょうがない,昨日の自分より今日の自分,今日の自分より明日の自分って考えればいいよ。走り出せないのは靴のせいじゃない,踏み出す勇気がないからだ。できるできないじゃない,やるかやらないかだよ。思いはパワーの源だ!努力を信じて春を待て,やがて芽が出る,花が咲く,心の中でいつもどおりを繰り返し,試験終了のチャイムが鳴るまで決して諦めるな。』
 みんな入試が近づき迷いが生まれると,「これぐらいでいいかな」とつい安易な方を選んでしまう。そして,気が付いたら入試前日を迎え,不安に押しつぶされそうになるものです。
 紹介したメッセージの一文の『走り出せないのは靴のせいじゃない,踏み出す勇気がないからだ。できるできないじゃない,やるかやらないかだよ』とあるように,あとは君が自分の心に克つ強い心を持てるかどうかだと思います。
 さあ,「15の春を笑顔で迎える」ために,試験終了のチャイムが鳴るまで決して諦めないでください。
 今の君たちにはその力がある。自分を信じて頑張れ!3年生!

 『友情は喜びを二倍にし,悲しみを半分にする。』これは,ドイツの詩人であるシラーの言葉であり,友だちの大切さを表した言葉だと思います。
 今,志布志中の伝統的な活動になっている生徒会活動でのボランティア活動や常時活動は,学校生活をより良くするために互いに声を掛け合い,協力し合いながら寒い中,ほうきを握る姿や挨拶をする姿,時間を守ろうとする姿としてチーム力を表し,君たちの成長の喜びが,君たちの活動を支えてくださっている先生方や保護者・地域の方々に二倍,三倍,いやそれ以上の喜びとなって伝わっています。
 逆に今,君たちは,学校と言う小さな社会の中で生活を行っています。当然,自分と全く同じ考えを持つ人は一人もいないので,時には,友だちと考えがぶつかり,傷つき,悩み,辛い思いや悲しい思いをしている人がいます。そんな時は,一人で悩むのではなく,友だちに自分の悩みや悲しみ等を聞いてもらうだけで,悩みや辛さが半分になるものです。私自身,辛い時や悲しい時に友だちにその想いを聞いてもらい,どれほど助けられてきたか分かりません。
 3学期も後2カ月,『喜びを二倍にし,悲しみを半分』にできる友だちを一人でも多く創れるように努力し,『友だち』という一生の宝物を増やしてくれる事を心から願っています。