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 師走,12月に入って気温が高い日が続きましたが,今日は久しぶりに「寒いな」と感じる朝を迎え,体調管理が非常に難しく感じています。寒さに負けていませんか。
 さて,12月14日(金)に各学年毎,校内持久走大会と鹿児島チャレンジ(長縄跳び大会)が開催されることとなり,今週から持久走大会へ向けての朝練習が実施され,多くの生徒が早朝からグランドに出て,自分の目標実現へ向けて一生懸命練習に取り組んでいます。
 持久力を高め,持久走大会で成果を出すには,保健体育の授業プラスある一定の期間の地道な練習が必要です。
 よく人生は,「マラソン」や「長距離走」に例えられることがあります。長い距離を走るマラソンや長距離走は,他人との戦いではなくて,自分自身との戦いであることから人の生き方・人生に例えられるのだと思います。
 君たちは,家の人と車で出かけた時,後ろから来た車が猛スピードで追い抜いて行ったのに次の信号で追いついた経験はありませんか。長距離走は,短距離走のように瞬発力を発揮しても長続きしないのです。人生も長距離走も長い道のりを走り続けるものですから君が今追い越されても,大丈夫です。焦ることなく自分のペースでゴール・目標へ向けて走り続ければいいのです。
 12月14日にスタート地点に立った時,君たち一人ひとりがゴール地点つまり自分の目標をはっきりと見すえ,自分の力を信じ,自分のペースで走り続ける事ができるように,寒さと自分の心に負けずに朝の自主的な練習に取り組んでください。
 もし,全校生徒が校内持久走大会へ向けての朝練習に参加できたら,「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席」も100%達成される事になります。2学期には2回100%達成できました。来週,3回目,4回目の日が来ることを心から期待しています。

『長い階段を一気に上がろうとすると,途中でへばってしまう。でも一段ずつ確実に上がっていけば,時間はかかっても頂上まで上がることができる』。この言葉は,シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんの言葉です。
 高橋尚子さんは,人は目標とすべき夢を決め,一歩ずつ足を止めずに歩み続ければ,どんな夢や目標であっても,いつか必ずたどり着けるという事を言われているのです。
 もし,私たちが定めた目標や夢にたどり着けないとしたら,それは私たちが諦めてしまうからです。そして,その諦めの原因は,私たちの身の周りにあるのではなく,全て自分自身の心の中にあるのです。
 しかし,人は,諦めてしまう原因を周りの環境や人のせいにし,自分自身を正当化して諦めてしまうものです。
 夢や目標の達成までの時間は,難易度や個人差によって異なりますが,自分の心と向き合い,自分の心と闘い,実現できるまで努力を継続すれば必ず近づけます。
 このことを君たちが実感できるようになれば,夢や目標実現への取組だけでなく,勉強やスポーツへの取組み,そして友人関係づくり等どんなことにでも応用できると思います。
 全ては君たちの心の中にある「やるか,やらないか」「諦めるか,諦めないか」次第なのです。だから夢や目標は,いつからでも挑戦できるのです。
 一昨日も君たちに話をしましたが,2学期も後2週間,「挑戦できなかった」「挑戦しなかった」という思いで2学期を終わるよりも,結果は別として「目標へ向けて挑戦している」という形で終えることを君たちに勧めます。
 今は決して諦める時ではありません。一歩を踏み出す勇気を持つ時です。