Skip to content

 今日は,「思いやり」をテーマにした中学生の意見文の一部を紹介します。
 「思いやり」って何だろう。私が思いついたのは,相手の立場に立って考える事です。自分の立場ばかり考えていると,周りが見えなくなって正しい行動をとる事ができません。相手のことを考えると,その場にあった行動をとる事ができると思います。
 あるコマーシャルでこんな詩がありました。「思いは,誰にも見えないけれど,思いやりは,誰にでも見える。」という詩です。
 この詩に込められた意味は,『思い』を『思いやり』に移すという事です。誰にでも出来ることではないですが『思い』を『思いやり』にして,よりたくさんの人に,笑顔を届けていきたいです。」
 この作文の中で紹介された詩には「心は,誰にも見えないけれど,心遣いは,誰にでも見える。」という言葉が付け加えられています。とても重みのある素晴らしい言葉だと思いませんか。
 今まで「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」することは,『時を守る』事であり,「朝読書等の準備を済ませ着席する」ことは,周りの人への『思いやり』や『心遣い』であり,場の雰囲気を創ることにもなるという事を何回となく話をしてきましたが,実現できていますか。
 今,君たちが求められていることは,「時を守る」という「思い」「心」をしっかりと「形」,すなわち「心遣い」に表していくことなのです。
 今まで遅れていた人が,時間内に「駆け込む姿」,遅れそうになった時の「急ぐ姿」や「遅れて申し訳ない」という姿を見せることによって,周りの人に「心」が「心遣い」として伝わるのです。
 君たちの「心」の変化が,「行動」の変化として見られ,「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」が実現できることを心から期待しています。

 体育大会が終わってから,各学級の専門部や部活動生だけでなく2年生の多くの生徒たちが校門前での「あいさつ運動」に参加する姿が見られるようになり,校門前が「おはようございます」という挨拶で溢れるようになっています。
 10月から11月は,生徒会を含めた様々な活動が3年生にとって締めくくりの時期を迎えるとともに,2年生へ引き継がれる時期でもあります。
 3年生は,昨年の11月に卒業生から志布志中を,そして生徒会を引き継ぎ,各専門部ごとにテーマを持って取り組み,大きな行事を創り上げたことで「達成感」を味わえた専門部もあったと思います。しかし,専門部の中には,ボランティア活動への参加や学校という社会の中で生活する上で大切なことを全校生徒に呼びかけながら,日々コツコツと常時活動に取組んできた専門部もあったことだと思います。
 3年生は,2年生に「志布志中生徒会」を引き継ぐまであと約1か月,生徒総会で提案したことを生徒会役員だけでなく全員で力を合わせて達成できるように,「協力する姿」を下級生に示し,新たな校風というバトンを渡してほしいと願っています。
 また,2年生と1年生は,3年生に大きな「達成感」をプレゼントできるように,生徒会で何を取組んでいるかを再度学級で話し合い,全力で3年生をバックアップしてほしいと思います。
 生徒会活動で得られた「達成感」は,今,新たな船出をした「志布志中」という帆船を押してくれる大きな風に,大きな動力になると思います。『終わりよければ,全てよし』頑張ってください。