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 先日,ある雑誌の片隅に『将来のためには頭の中で目標をあれこれ考えるだけではなく,とにかく行動することが大切,継続することが大切』という見出しの記事を見つけました。
 その中には,素晴らしいアイデアがあったとしても,行動に移せなければ意味がないとも書かれてありました。
 どんなに素晴らしいアイデアであっても,どんなに実現の可能性があったとしても行動に移して継続しなければ,「絵に描いた餅」のように結果には結びつかないのです。
 目標を達成できる人は,考えたことを実行して最後まで形にしようと努力するのだそうです。逆に目標を達成できない人は,途中で諦めてしまったり,「あれもこれも」といろんなことに手を出して中途半端になってしまうのだそうです。
 今も大リーグで活躍するイチロー選手は若者に対してのメッセージのの中で『びっくりするような好プレーが,勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレーを確実にこなせるチームは強いと思います。』と話しています。
 イチロー選手は,このメッセージを通して,「できることを確実にこなしていくことを心がけよう。よく成功した人の派手な部分や華やかな部分だけがクローズアップされるけど,その陰には必ず地道な行動の積み重ねがある。確実にできることを継続した上で,更にどうすれば飛躍できるかを考え実行しよう。」と語り掛けているのです。
 今,2学期が始まり,学級活動等の時間を利用して今学期の目標を考え,実行に移そうとしていることだと思いますが,今までの自分を振り返り,目標を設定するだけでなく,目標を達成するためにどんなことを継続する事が大切かを考え,2学期の生活にの中で実行してほしいと願っています。

 昨日から約4か月間の2学期が始まりました。44日ぶりの登校という事で君たちの登校の様子や始業式の集合の在り方や行事への参加の様子を少し心配していましたが,登校も早く,始業式の集合もいつもの集会と同じように数分前に集合し,黙想をして待つことができていました。
 このことは,君たちの中に集団として「時間を守る」という意識が確実に培われていることを表していると思います。生徒代表挨拶の中にも「8時5分までに生徒玄関通過」は一人一人が意識することで実現できるという言葉がありました。
 「8時5分までに生徒玄関通過」は,昨日始業式で話した『協力』は『三つの力を足すと大きな【力】になる』事と通じることだと思います。一人一人が時間を意識して行動できるという「小さな力」が,学級の「力」として集まり,そして,それが学年の「力」として,全校の「力」として集まれば,今まで1回しか実現できなかった「8時5分までに生徒玄関通過100%達成」が当たり前のように実現できる大きな【力】として表現される日が必ず来るはずです。
 2学期も君たちと一緒に『時を守り,場を清め,礼を正す』 を様々な学習活動の柱として取組んでいきたいと考えています。
  「志布志中学校はどんな学校ですか」と聞かれた時に胸を張って「『時を守り,場を清め,礼を正す』という事が志布志中学校の校風です」と言えるように2学期全校生徒で『協力』する姿を見せてくれることを心から願っています。