Skip to content

 今,ロシアでサッカーのワールドカップが行われ,連日,日本代表の情報がテレビ等で流されています。
 そんな中,日本人サポーターの試合後の行為が世界中で反響を呼んでいる事を知っていますか。この行為は,4年前,予選を突破できなかったブラジル大会の時も世界中の国々から賞賛された行為なのです。
 普通,何万人の人が燃え上がって応援するワールドカップの試合後のスタンドには飲み物の紙コップや食べ物のゴミが散らかっているものですが,試合を応援した日本人サポーターのは,試合が終わると勝敗に関係なく,自分で持って来たゴミ袋を使って丁寧にゴミ拾いを始めるのです。
 日本人サポーターがスタンドを掃除する様子は動画などでも拡がり,世界中のファンから「世界トップの模範だ」と称賛されているのだそうです。
 昨年度から,「『時を守り,場を清め,礼を正す』ができる学校にしよう。」ということを何回となく話してきましたが,今君たちが取り組もうとしていることは,学校生活で必要なだけではなく,将来生きていく上で大切であるという事を今回の日本人サポーターの行為が教えてくれていると思います。
 『時を守り,場を清め,礼を正す』は,単に時間を守り,掃除を行い,あいさつをするだけではなく,同じ時間を過ごす人々や活動場所への感謝や思いや敬意を行動として表すことが含まれているのです。
 今,君たちは将来生きていく上での大切な「習慣」そして「生き方」を身に付けようとしています。人は日が経つにつれて「頑張ろう」という思いが薄れていくものですが,『時を守り,場を清め,礼を正す』事だけは,常に心の中に持ち続けてほしいと思います。