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 『人生には3つの坂がある。上り坂,下り坂,そしてまさかの坂』っていう話を聞いたことがあります。
 人生には,「まさか!」というような予期せぬ事故や災害に会うことがあるという事を表した言葉です。
 2年前の4月14日に熊本を中心に大きな地震が発生し,多くの方々が被害に遭われ,今も避難生活をおくられていることを報道等で知ることができます。
 この志布志でも南海トラフ地震に伴う10mを超える大津波が発生し,大きな被害を受けることが予想されていますが,現実的には心のどこかで「地震なんて起きないだろう」「津波が来ても逃げれば大丈夫」等,どこか他人事のように考えているところがあるのではないでしょうか。
 また,先週,自転車通学生に対して「事故を未然に防ぐために.今年から,自転車に乗るときには反射タスキを身に付けよう」と言われても,「朝は明るいからいいだろう」とか「事故に遭う事はないから」等と考えていることはありませんか。
 身近な怪我だけでなく,交通事故や自然災害も予期せぬところで発生するものです。怪我や交通事故を未然に防ぐにはどういう事に気を付ければいいのか,自然災害が発生したら,被害を最小限に抑えるためにどのような行動をとればいいのか,しっかりと考えることが大切です。
 今朝の登校状況を見ていると,反射タスキを身に付けることを忘れている生徒や持ってくることすら忘れた生徒もいたようです。事故は,「まさか」という時に,「まさか」という場所で起こるものです。自分の身を守るためにも交通規則を守り,ヘルメットだけでなく「反射タスキを身に付ける」ようにしましょう。

 『夢は追うもの 希望は支えになるもの 願いは叶えるもの』という言葉が生徒玄関と正面玄関に飾らられています。
 新学年が始まって1週間が過ぎようとしていますが,学級活動の時間でクラス全員の意見を基に学級目標を決めたり,一人一人の1学期の学習面や生活面の目標を決め,学級の背面に設営していることだと思います。
 これから時間を見つけて各学級を回り,君たちの学級目標や一人ひとりの目標を見せてもらう事を楽しみにしています。
 今,君たちが学級で話し合った学級目標や一人一人の目標は,学級や君たちの1学期終了時や1年後を想像した夢であり,希望であり,願いでもあります。
 『夢は追うもの 希望は支えになるもの 願いは叶えるもの』という言葉にあるように,それぞれの学級が,そして一人ひとりが,1年後を想像した夢を追いかけ,新たな希望を心の支えに,そして1年後の3月には「こういう学級になりたい」とか「こういうことができるようになりたい」という願いを叶えられるように頑張ってほしいと願っています。

 今日の6校時には『新入生歓迎式』が生徒会と部活動キャプテン会が中心となって行われます。
 新入生歓迎会では,生徒会本部と各専門部の活動の紹介と本年度のスローガンに沿った取組である「ほうきの目運動」や「あいさつ運動」「ゴミ拾い運動」などの朝のボランティア活動の紹介が行われることになります。
 今日の『新入生歓迎式』では,新入生に生徒会活動の在り方を理解してもらうことを大きなねらいとしていますが,2・3年生にも昨年度の自分の生徒会活動への取組を振り返り,「チーム志布志中」として取組むために何をすればいいかを再度確認してもらう場でもあります。
 生徒会活動は,全校生徒406名一人一人が役割を意識し,活動することによって成り立つものです。是非,今日の会を通して生徒会が1つになるきっかけにしてほしいと思います。
 また,部活動紹介では,キャプテンが中心となって練習内容やチームの目標などを紹介することとなります。昨年度の志布志中の部活動加入率は約70%です。外部のクラブで運動や習い事をしている生徒も多いのですが,学校が活性化していくには部活動の力が必要です。
 部活動の練習は,自分の心身(しんしん)を鍛える(きたえる)栄養剤とも言われます。「新たな自分を発見する」手段として,是非,多くの新入生が部活動に加入してくれることを心から願っています。