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 『小さな約束を守れない人は,大きな約束も守れない,もう1人の君は今の君の姿をどう見ているかな』。小学生時代に学習用具等の忘れ物が多く,授業時間と休み時間の区別が上手に付けられなかった私に,担任の先生にかけてくださった言葉です。
 周りの友達に迷惑をかけていることに気付かずに,学校生活をおくる上でのルールや約束を守れなかった私に,規則や約束を守ることの大切さに気付かせてくれた大切な言葉です。
 始業式の時に,4月の早い段階で生徒会が奨励している「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」100%を達成してほしいという事をお願いしました。
 今週は,1年生が100%達成が数日連続し,2年生があと1%,3年生があと3%というところまで来ました。全学年100%達成まであとわずかです。全体的には,登校時間が早まり8時過ぎには駐車場にも中学校通りにも生徒の姿はありません。
 あと5分早く家を出ることができれば,生徒会が奨励している「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」が100%達成できると思います。1人では難しい事も学級・学年・全校の生徒が互いに励まし,応援し合えば実現できると思います。
 今月もあと10日,ぜひ,1日も早く達成してくれることを心から願っています。

 『ゴミを1つ捨てる者は,大切な何かを1つ捨てている。
  ゴミを1つ拾う者は,大切な何かを1つ拾っている』コラムニストの志賀内康弘(しがない やすひろ)さんの言葉です。
 「大切な何かを1つ捨てている」とは何だと思いますか。「こころ」「おもいやり」「公共心」「道徳心」「礼節」,人によって様々な言葉が思い浮かぶと思います。
 では,「大切な何かを1つ拾っている」とは何だと思いますか。捨ててしまった大切なものの裏返しで,「道徳心」「思いやり」「公共心」「こころ」等が思い浮かぶのではないでしょうか。
 また,ごみを1つ拾うことで,自分が今生活している「学校」や「地域」というかけがえのない環境へ感謝する想い,そして,その環境を創ってくれている多くの人々へ感謝する想いを拾うのではないでしょうか。
 そして,「ゴミを拾う」という行為によって心が豊かになり,整った環境,美しい環境が維持されていくのだと思います。
 今週から家庭訪問が始まり,学年によっては1週間に1回しか清掃活動が計画されていない学年があります。学校は,400人を超える人が一緒に生活しているのですから,何らかのゴミやチリが出るものです。
 しかし,全校生徒一人一人が「ゴミを捨てない心」を持ち,「ゴミやチリに気付く心」や「ゴミを拾う心」を持てれば,整った環境で迎えた始業式や入学式の日と同じ環境を保つことができるのだと思います。
 『環境が人を創る』と言われますが,「環境は,人が創るもの」です。ぜひ,教室や廊下の片隅に目を向け,ゴミを拾う人が増えることを心から願っています。

 何気ないひと言で,人は,元気をもらったり,悲しんだりします。同じ言葉でも聞く人の心の状態によって心を揺さぶられることもあれば,何も感じないこともあります。言葉は本当に不思議なものです。 特に,笑顔とともに発せられる朝のあいさつ「おはようございます」は,あいさつをされた人に「元気」と「活気」をプレゼントしてくれるだけでなく,人の心に「温かさ」を,そしてその空間に「明るさ」をプレゼントしてくれます。
 今朝,今まで「おはようございます。」という大きな声を聞くことができなかった生徒が元気な挨拶をプレゼントしてくれ,最高の1日のスタートを切ることができました。
 あいさつには,本当に不思議な力があります。全く知らない間柄でも,言葉の通じない外国の方でも,ひとことのあいさつは,相手の方の心の扉を開かせる力を持っています。
 友だち同士の間では,さわやかなひとことのあいさつによって,昨日のトラブルのわだかまりが解け,昨日何もなかったように今日一日をスタートできることもあります。
 このように「あいさつ」は,不思議な力を持っている魔法の言葉です。
 来週の4月24日は,本年度,第1回目の「四の日」あいさつ運動の日となりますので,あいさつの力を蓄え,気持ち良いあいさつを地域や保護者の方々にプレゼントできるように日々頑張りましょう。