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 昨日,韓国の平昌で17日間に渡って行われた冬季オリンピックが終わり,金メダル-4個,銀メダル-5個,銅メダル-4個という過去最高のメダルを獲得することができました。
 今回の冬季オリンピックで最も心に残ったことは,多くの選手の方々が競技終了後のインタビューで「多くの方々に支えていただいたことに感謝しています。」「これは,私だけの力でとれたメダルではなく,チーム日本で,みんなと一緒に練習してきたから,このチームだから獲得できたものです。」という言葉を語っていたことです。
 選手の皆さんは,オリンピックへ向けれて誰よりも努力し,誰よりもきつい練習に取組み,互いに4年に1回しかないオリンピック出場をかけて競い合った間柄なのに,自分の喜びよりも一緒に競い合った仲間に対して,また,競技生活を支えてくれた家族や会社,監督・コーチなどへ「感謝」の言葉を語る姿に大きな感動をもらいました。
 また,金メダルを競い合った他の国の選手への「尊敬の言葉」「労りの言葉」「励ましの言葉」,そして互いを認め合うその姿が,様々な番組で繰り返し放送され,「友情」の素晴らしさ,「言葉の持つ力」「言葉が与える力」に大きな感銘を受けました。
 3年生は,この志布志中学校へ入学して3年間,多くの場面で互いに競い合い,励まし合い,そして多くの人に支えられて,3年間という中学校生活を終えようとしています。君たちにとっての授賞式は卒業式です。ぜひ,その場で多くの人たちから「祝福と激励」の言葉を,そして,多くの人に「感謝」の言葉を贈れるように残された日々,「チーム志布志中学校3年生」として頑張ってくれることを心から期待しています。

 昨日,ある本を読んでいると所ジョージさんの「失敗に満ちているから,人生は楽しい」という記事を見つけました。
 その中で,所さんは,「人生は失敗に満ちている。だからこそ楽しいわけで,失敗しない人生なんてそんなつまらないものはない。例えば,プラモデルを作った。出来上がってみると,なぜか部品が三つも余っている。明らかにどこかで失敗したんだろうけど,それでも何となく完成している。その余った部品を眺めていると,何だかおかしくなってくる。この失敗したプラモデルは世界に一つしかない。そう考えると楽しいでしょ。」
 いつも楽しそうに見える所さんは,楽しくするためには,ちょっとした工夫をすることや,見方を変えることが必要だと言われています。
 私たちは,プラモデルを作り,部品が余ってしまうと「あっ,失敗した。一生懸命作ったのに」と落ち込んでしまいがちです。
 しかし,所さんのように「この失敗したプラモデルは世界に一つしかない。」と考えると,プラモデル作成に費やした時間も無駄ではなく,「今度こそは」と次のステップへの意欲を持てるのではないかと思います。
 君たちを見ていると,何かうまくいかない場面に遭遇すると「どうせ頑張っても。」と諦めてしまい,立ち止まったり,後ろ向きになっている人を見かけます。所さんのようにちょっと工夫をしたり,見方を変えるだけで「前向き」になれると思います。 今,学期末という時期だからこそ,どんな小さなことでもいいので,失敗を恐れずにできることに挑戦してほしいと思っています。

 今日は,「自由」という詩を紹介します。
 いま,私たちがこの社会に生きていくうえで,ありとあらゆる自由が保障されているようにみえる。
 では,自由とはいったい何なのだろう。他人の指図を受けずに,好き勝手に振る舞えることが果たして自由なのだろうか。
 権利に義務が伴うように,自由が私たちに求める大切なものがあるのではないだろうか。今考えてみよう。自由の意味を,そしてその重さを。
 どうですか,君たちの身の周りに「あれ,あの振る舞いは自由なのかな?わがままなんじゃないかな。」と考えさせられることがありませんか。また,自分のやりたいように行動した時,周りの人の辛そうな表情に気づき「あれ,やりすぎたかな。迷惑をかけたんじゃないかな」と思ったことはありませんか。
 そんな時,君たちは友達に対して「やめろよ。迷惑だよ」とか「もう少し考えろよ」とか注意できていますか。また,「しまった。もうやめよう。」と心がけていますか。
 君たちは,学校生活の中で将来,社会人として生きていく上で必要な言動を学んでいます。しかし,まだ中学生だからということで許されることは何一つありません。
 君たちを含めた私たちは,社会の中で「とき」と「ところ」と「場合」に応じた言動をしなければならないのです。例えば,「授業中,教室で,友達と授業に関係ない話をする。だれにも迷惑はかけていないから,いいじゃないか」と思っているかもしれませんが,本当に迷惑をかけていないのでしょうか。
 考えてみてください。最初に紹介した詩の「権利に義務が伴うように,自由が私たちに求める大切なものがあるのではないだろうか。今考えてみよう。自由の意味を,そしてその重さを。」