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 今から6年前,平成23年3月11日に東日本大震災が発生した際に,「こころは,だれにも見えないけれど,こころづかいは見える。思いは見えないけれど,思いやりは誰にでも見える。」という詩と 電車の中で座っていた男子生徒が,電車に乗ってきたおなかの大きな女性に席を譲ろうかどうか迷っている間に,違う席にいた若い女性が席を譲ってしまう。そして,次の場面では,長い階段を荷物を持って上がっていくおばあさんを見た男子生徒が,一度通り過ぎた後に引き返し,そのおばあさんの荷物を持って階段を上がるという映像が繰り返し放送されましたが,覚えていますか。
  この詩の作者の宮澤さんは,こころづかいや思いやりが見える理由を「人に対する積極的な行為だから」と言っています。
  そして,この詩はこんなふうに結ばれています。
「あたたかい心が あたたかい行為になり 優しい思いが 優しい行為になるとき 心も思いも初めて美しく生きる それは 人が人として生きることだ」と。
  電車の中で席を譲れなかった男子生徒のように,思いやりの心や気持ちを持っていても,それを行動に移さなければ,その思いや気持ちは誰にも伝わりません。しかし,優しく温かい思いやりのある行動や心遣いは,誰にでも伝わります。だからこそ,人を思いやる優しい心や気持ちを,勇気をもって行動として表すことが大切だと思うのです。
  君たち一人一人が,これからの生活の中で,思いやりの気持ちや心を行動として表し,心豊かな学級・学年・学校を創ってくれることを心から期待しています。

  昨日は,潤ケ野小学校,森山小学校,田之浦小学校,香月小学校で運動会が開催されました。
  開会式前は,曇り空で絶好の運動日和(びより)でしたが,昼前から雨が降り出し,雨の合間をぬって学校と地域が一つになって競技が行われていました。
  そんな中で,地域の一員として中学生が地域に貢献している素晴らしい光景を目にしたので紹介します。
  開会式前に高齢のご夫婦が大きな荷物を引きながら,応援席へ移動しようとされている時に,男子生徒二人が笑顔で声をかけ,荷物を運ぶのを手伝ってくれていました。
  また,地域と小学校の合同の運動会の場では,中学生が競技役員として,そして集落の選手として雨の中,一生懸命頑張っている姿が多く見られ,地域の公民館長さんや小学校の先生方から「中学生が役員として,選手として手伝ってくれるので非常に助かります。ありがたいです。」という感謝の言葉をいただきました。
  来週は,志布志小学校と安楽小学校で運動会が行われます。当日は,各小学校の卒業生として,そして地域の一員として「何か手伝えることはないか」と考えて,地域に貢献する姿が多く見られることを心から期待しています。