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勉強は「結果」ではなく,頑張った「過程」が大切

令和3年10月18日(月)
勉強は「結果」ではなく,頑張った「過程」が大切
 勉強する上で,心に留めてほしいことがいくつかあります。
 一つは,「結果」ではなく,そこまでの「過程(プロセス)」が大事だということです。社会で活躍している人たちには,結果よりもプロセスを重視している人が多いのです。頑張ってもすぐには結果が出ないこと,成果が出るまでにある程度の時間を要することはたくさんあります。すぐにあきらめてしまっては,何にも始まらないのです。
 一生懸命勉強しても,成績が上がらなかった。つまり結果が出なかったということもあるでしょう。でも,頑張って勉強したことで,確実に自分は向上しているはずです。その「頑張って勉強した」というプロセスを,自分自身で評価することができれば,勉強を続けていくことができます。
 結果だけを気にしていると,
 「ああ,点数が下がったからもうダメだ。勉強はやめよう」
 「点数が上がったから,もう勉強しなくていいや」
 と,結果に一喜一憂して振り回されることになります。
 結果は後からついてくるものとして,プロセスを大事にすること,さらにいえば,プロセスを楽しむことが大切です。つらいことは長続きしません。
 勉強も同じで,楽しくなければ続きません。一生懸命勉強して科学者や法律家になったという人は,基本的に楽しんで勉強しています。歯を食いしばりながら,つらい勉強に耐えてきたわけではないのです。
 いやいや勉強していると,絶対に花開くことはありません。何らかの方法で勉強が好きになるように努めてみましょう。