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始業式講話

令和3年9月1日(水)始業式講話 
 おはようございます。昨年より10日余り長い42日間の長い夏休みが終わりました。今日から二学期です。
 今年の夏休みには,多くの部が県大会に出場しました。そのことで,多くの生徒が,県レベルでの大会を経験することができました。8月7日に開催された柔道九州大会では岩元夢優(いわもと みゆ)さんが女子階級別個人戦で準優勝,8月24日の柔道全国大会ではベスト16に入るなど,素晴らしい成績を残しました。
 学習面では,自らを高める努力をした生徒,塾や,自分自身の計画に基づき規則正しく生活しながら学習面でも取り組んだ多くの生徒がいました。この長い夏休みでないと,なかなか取り組めない自由研究や標本作成,絵画や作文などに頑張った生徒もいたことでしょう。是非自らの学習の成果を教科担当の先生に示し,他の生徒に紹介してください。
 しかしながら,新型コロナウィルス感染症の拡大が止まらず,8月後半の出校日を中止しました。志学教室や夏休み学習教室は後半実施されず,PTA奉仕作業や生徒会の交流会なども中止されましたので,昨年度できたことが,できなくなった面もあります。
 感染力の強い変異種が出回っていますので,これまで以上に新型コロナウィルス感染症の対策に努めましょう。もし,コロナワクチン接種をする生徒がいたら,遠慮なく病院へ行ってください。副反応が出たら,無理せず休んでください。いろいろな行事と重なるかも知れませんが,ワクチン接種ができるなら,接種を優先してください。できるだけ多くの生徒がワクチン接種することで,集団における免疫力が高められると思います。しかし,以前お伝えしたとおり,接種する生徒も,しない生徒も,その意志は尊重されますので,接種の有無によって差別や偏見が起こらないよう,言動には注意してください。
 いよいよ今日から2学期です。2学期は体育大会,新人大会,文化祭,生徒会の引継など,たくさんの学校行事や学習活動が計画されています。充実した学期にするためにも生徒一人一人が志布志中学校の主役という意識と自覚をもち,生徒会のテーマである『笑顔輝き 助け合う 思いやりあふれる 志布志中』実現を目指して取り組みましょう。
 そして,毎時間の黙想の際,即ち授業の前には,腰骨を立てましょう。腰骨を立てることを意識することが集中力を高める鍵です。
 1学期の家庭の評価では,家庭学習の不足が明らかになりました。学校で学んだ内容を確実に定着させるためには家庭学習の習慣化と内容の充実が必要です。学習時間の目安は,「学年+1時間」と言われます。即ち,1年生は2時間,2年生は3時間,3年生は4時間の家庭学習が必要なのです。今日,明日から実力テストが実施されます。今日,明日は是非「学年+1時間」で家庭学習に取り組みましょう。そして,テスト前でなくとも,最低2時間,120分は家庭学習に取り組みましょう。家庭学習を充実させるために,まずは時間確保に努めてください。
 本校の校訓の一つ「友愛」は,礼儀正しく,明朗で思いやりのある生徒の育成を目指しています。学校生活を送る上で,人に嫌な気持ちにさせたり,させられたりすることがないようにすることが大切です。即ち「いじめ」などがない,学校をつくりましょう。9月いっぱいは,『いじめ問題を考える月間』としています。生徒会のテーマに含まれる『思いやりあふれる 志布志中』はいじめのない「友愛」あふれる学校づくりのテーマでもあると思います。
 2学期は,君たちが学習や学校行事,スポーツ等の中で周りの友だちへの思いやりを大切にして取り組み,大きな絆を培い,志布志中学校の底力を発揮できることを切に願っています。
 最後に,授業と授業の間は無言移動をお願いします。事務室の横のスペースは,高校の先生方との打合せや,体調が悪く早退する生徒が控えるスペースとして利用しています。その周囲を通る際に,大きな声でおしゃべりの声が聞こえることがあります。時には叫び声までもが聞こえることもあります。先ほどお伝えしたとおり,高校の先生などのお客様や具体の悪い生徒がいるかも知れないと考え,特にA棟での移動は無言でお願いします。それが他の方々に対する配慮です。もちろん,教室移動や作業場所に向かう場合などの移動も,無言移動でお願いします。
 私たちの志布志中学校を,より品格ある学校にするためにも,生徒全員が力を合わせ協力していきましょう。