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令和元年10月29日『挨拶は,生きていく上で絶対必要なもの』

 先日,ある会議の中で30代の方が,『小学校から高校まで野球をしていた。「挨拶ができない者は,野球が上手になるわけがない。」とずっと教えられてきた。「なぜ,挨拶ができないと野球が上手にならないのか」等と疑問を抱いたことはただの一度もなかった。それが当たり前だと思っていた。そして,今,大人になってもそう思っている。人は挨拶ができなければいけないものであり,挨拶すらできない人は何もできはしない。』と言われたのです。
 正直,私たちは,学校という小さな社会で生活していると,社会人として働く人々の価値観からどうしてもズレてしまうことがあります。「中学生は,思春期を迎えると挨拶ができなくなる。挨拶の声が小さくなるものだ。」と納得してしまい,挨拶の大切さを指導しながらも中学生の現状を受け入れてしまう傾向があるのです。
 そんな時,「人は挨拶ができなければいけないものであり,挨拶すらできない人は何もできはしない」という話を聞き,自分自身の在り方を反省させられたのです。
 オリンピックの女子マラソンのメダリストである高橋尚子さんを育てた小出義雄さんの言葉に『挨拶といっても,黙礼だけの挨拶では意味がない。ちゃんと顔を上げて,声を出すことが肝心なのだ。』という言葉があります。
 挨拶に対する地域の方や小出義雄さんの言葉にあるように,挨拶は,生きていく上で絶対必要なものであり,中学生にとっても大切なものなのです。
 今,君たちの挨拶の声が少し小さくなったような気がします。ぜひ,君たちの元気な挨拶を再度校内に響かせてください。期待しています。