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平成31年3月25日(月)『修了式あいさつ』

 おはようございます。今日で志布志中学校の平成30年度が修了します。本年度は,208日の授業が行われました。
 先ほど君たちの代表に渡した修了証書は,単に一年間が終わるという意味ではなく,1年間の学習内容を身に付けたうえで終わるという意味を持っています。ですから,来年度は今年と同じ学習内容を学習する必要がないということでもあります。
 しかし,君たちの学習態度や生活態度には、再度今年1年間を振り返り、改善していかなければならないことがたくさんあると思います。
 そこで,学年を修了するに当たり,「次の船出へ」という話をします。先日の昼のメッセージの中で船を運航する上で最も安全に気を付ける時が,港に入港する時と港を離れる時だと言う話をしました。
 そして,今日、君たちが乗船する志布志中学校丸は平成30年度修了式という港に入港したのです。
 この1年を振り返ると穏やかな日もありましたが、雨や嵐の日もありました。このままでは沈むのではないかと心配したこともありました。坂本龍馬が明治維新に向けて力を一つにすることを呼びかけた時の言葉「誰一人欠けたち船を動かす事はできんがぜよ!」の通り,君たちがそれぞれの場面で力を合わせて一生懸命頑張ってきてくれたおかげで今日という日を迎えることができたのだと思います。
 私は,この2年間「場を清め 時を守り 礼を正す」ということを言い続けてきました。君たちは,この2年間で時間を守って生活できる集団になりつつありますが,100%ではありません。
 掃除も無言作業等を通して一生懸命取り組む姿が多く見られるようになってきていますが,まだ十分ではありません。
 挨拶は,地域からも「志布志中の生徒の挨拶はいい」と言われるようになりましたが,まだ改善の余地があります。
 君たちは,この1年で大きく成長してくれたと思います。しかし,今の君達ならばもっとできる事がたくさんあったはずです。
 今日で一旦,船は港に入りますが,13日間の春休みを終えるとまた平成1年度修了式という港を目指して出港することになります。船を運航する上で最も安全に気を付ける時が,港を離れる時でもあります。つまり,この春休みは,船を安全に出港させるための準備をする最も一番大切な時なのです。
 そこで,志布志中学校丸の船員である君たちに重要な二つの任務をお願いします。 一つは自己を振り返るということ,今年1年を振り返り,成長できた点,まだ足りない点をよく考えてください。
 二つ目は次の航海すなわち来年度一年間の目標を考えることです。2年生は,4月からは最上級生として中学校最後の船出をします。1年生は後輩を迎えて中堅学年としての新たな航海が待っています。長い航海をするには十分な準備が必要です。目標という名の荷物を春休みの間に用意してください。毎日継続的に頑張ること,各学期ごとにやり遂げること,1年間で達成すること等々自分の中で目標を立ててください。
 2週間後,1年間の新たな船出となります。君たちと先生方で力を合わせて,志布志中学校丸をあたらな港へ運航していきましょう。
 4月8日月曜日に君たちの元気な姿が見れることを期待して挨拶とします。