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平成31年2月20日(水)『言葉の遣い方』

 言葉は「便利な道具」とよく言われます。使い方を理解して正しく使えば,人と人との心を繋ぐ魔法の道具になります。しかし,使い方を知らずに間違えた使い方をすれば,人を傷つける道具にもなるものです。
 私たちは,自分の想いや感情を言葉だけでなく,表情や声の大きさなど様々なものを使って人に伝えようとしますが,なかなかうまく伝わらないものです。また,使う言葉を間違えてしまえば,相手に自分の想いとは全く違う形で伝わってしまい,相手を傷つけてしまう事もよくあります。
 今,友だちと直接話していても「自分の想い」を伝えることの難しさを感じる事が多いのに,LINEやSNSなど「文字」だけで「自分の想い」を伝えようとしたらなおさら難しいものです。自分の想いを絵文字や顔文字などを使って表したとしても,それも文字と同じ役割しか果たしてくれません。
 たとえ,丁寧な文字を書き並べたにしても相手の姿や表情が見えていないのです。また,自分の姿や表情も見えていないのです。だからこそ『言葉の使い方』が大切なのです。人を傷つけないためにも,伝えたい「自分の想い」を伝えるためにも,言葉を発する前に,自分の使う言葉を見直し,「相手を傷つけない」ということを意識する必要があるのです。
 「言葉は,こだまする。」という言葉を聴いたことがあります。優しい言葉は,優しい言葉で。厳しい言葉は,厳しい言葉として自分に返って来るものです。
 今週は,『言葉の遣い方』をみんなで一緒に考えてみましょう。