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平成31年2月18日(月)『笑顔で励まし合う雰囲気を大切に』

 今日は,女子中学生の『言葉の力』という作文の一部を紹介します。「言葉」について一緒に考えてみてください。
 最近,テレビや新聞のニュースで毎日のようにいじめについて取り上げられているのを目にします。最初は,ほんの些細な言葉のやりとりから始まることが多いのではないでしょうか。このように,言葉は遣い方によって,時として凶器にもなり得るのです。
 では,私達は言葉とどう向き合っていけばよいのでしょうか。そういう私も,いざ自分を振り返ってみると,軽い気持ちで遣っていた「ウザい」とか「キモい」などといった,相手を傷つけるような言葉を遣って,知らず知らずのうちに誰かを深く傷つけていたかもしれません。
 もしも自分が逆の立場でそのような事を言われていたのを知ったならば,とても傷つくと思います。言葉とは,人と人とをつなぐ「かけはし」のようなものだと思います。この「かけはし」は,言葉の遣い方次第で丈夫になったり,もろくなったりします。
 私は,誰かに勇気を与える力となる言葉をかけてあげられるような人間になりたいです。
 『好きなものを 好きなときに 好きなようにする』という言葉ががありますが,今,君たちの日常会話の中に,この言葉を「言いたい事を,言いたい時に,言いたいように言う」と言い換えているのではないかと考えさせられる場面がよくあります。
 テレビ番組で笑いを得るために安易に使われる相手を傷つける言葉と同じような事が,「遊びだから」「冗談だから」という雰囲気の中で身の周りで起きていませんか。
 君たち一人ひとりが,クラスメートを信じ,互いに助け合い,笑顔で励まし合う雰囲気を大切にし,相手のことを常に思いやる心が学級中にあふれることを心から期待しています。