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平成31年2月7日(木)『雨が降れば傘をさそう。・・・。』

 『雨が降れば傘をさそう。・・・。』この言葉は,松下幸之助さんの名言の一つとしてよく知られた言葉ですが,この言葉には,「雨が降ったら,傘をさすように問題が起きた時には,しっかりと対応することが大切であり,発生しそうな問題を予測し,準備を怠ってはならない」ということと「雨が降ると傘をさすように,当たり前のことを当たり前にしなさい。」という思いが込められているそうです。
 さて,本校では,『徒歩や自転車通学』を推奨していますが,本年度も終盤を迎えようとする今,徒歩や自転車で通学している生徒たちの姿から,『徒歩や自転車通学』の意味を改めて考えてみました。 
 『徒歩や自転車通学』は,君たちが危険予知能力を培う一つの方法なのです。危機を予測し回避する方法は,体験を通して身につくものです。身体で覚えるためには,何回も何回も繰り返えす必要があります。君たちが毎日何事もなく登校し,下校しているということは,小さな危機を予測し,うまく回避できているという結果でもあります。
 また,徒歩や自転車通学を行うことで,季節に合った健康管理ができるようになります。暑い時には直射日光を避け薄着で, 寒い時には身体が冷えないように厚着をする。四季を通して気温の変化を身体で感じたことがなければ,なかなか対応できないことです。年間を通して徒歩や自転車通学を行うことで,君たちは季節の変化と衣服の調節の大切さを学んでいるのです。
 この他にも徒歩や自転車で登下校することで,君たちの安全を確保してくださる地域の方々との思いや自然との触れ合い等新たな発見がたくさんあります。
 『雨が降れば傘をさそう。・・・。』。徒歩や自転車通学することで,「観察力」や「対応力」等「生きる力」を培ってください。