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平成30年12月17日(月)『夢を語れる自分であってほしい』

 『将来の夢は何ですか』と小学校を卒業する時に聞かれませんでしたか。そして,その時どんな夢を思い描き,答えましたか。
 では,今その夢の実現へ向けて努力を継続していますか。いや,その夢を今も持ち続けていますか。 
 君たちは3年後,全員が中学校を卒業していますが何をしていると思いますか。どんな夢を思い描いていますか。もし,今,夢を描けずに生活しているとすれば,地図も持たずに旅をしているようなものです。将来の自分の姿,夢を思い描くことがこれからの生き方の目的になります。目的ができれば地図を画くことができます。そして,目的があるからこそ今日何をするべきかが分かるんです。
 以前,ある家具職人さんの話を聞く機会がありました。その職人の方は,幼い頃から建築士を目指して勉強をしていたそうですが,大学生の時に設計事務所でアルバイトをするようになり,そこで知り合った家具職人の方が作られた家具に魅かれて,家具職人を目指すことになったそうです。家具職人の方が作られた作品との出会いは,今まで建築士を目指して勉強してきたからこそ得られた出会いなのです。何の準備も努力もなくて偶然の出会いは起こりません。
 3年生は,あと数ヶ月で,2年生は約1年後,1年生は約2年後,人生初めての進路選択の時を迎えることになりますが,「3年後どこで何をしていますか」と聞かれたら,恥ずかしがらずに大きな声で夢を語れる自分であってください。そしてその夢のために努力を継続できる志中生であってほしいと願っています。