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平成30年12月10日(月)『言葉の力』

 今日は,『一言の大切さ』という女子生徒の作文の一部を紹介します。『私は,以前ある映画を見ました。その映画の中で一番心に残っているシーンがあります。それは,山で遭難した小学生たちが喧嘩をして,主人公がその喧嘩を止めるところです。二人の男の子が喧嘩をしてある悪口を言おうとした時,主人公の男の子が,「そこまでだ。これ以上言ったら相手を傷つけることになるぞ。転んで怪我をした傷は治っても悪口で心に負った傷は,自分も相手も一生残る傷になるかもしれないんだぞ。」と言いました。』
 どうですか,この作文の主人公の台詞「これ以上言ったら相手を傷つけることになるぞ。転んで怪我をした傷は治っても悪口で心に負った傷は,自分も相手も一生残る傷になるかもしれないんだぞ。」という言葉,心に刺さりませんか。
 『たった一言が,人を傷つける。たった一言が人を潤す』という言葉があるように,私たちが何気なく発する言葉によって「友達を勇気づけ,励まし,元気づける」ことが出来ます。その反面「友達を傷つけ,不安に陥れる」こともあるのです。このように言葉には大きな力があるのです。
 私たちがその『言葉の力』を理解し,言葉一つ一つをていねいに,その場と時に合った言葉を選んで使えるようになれば,『たった一言が,人を傷つける。』のではなく,『たった一言が人を潤す』ようになり,『言葉の力』によって,君たち一人ひとりが変わり,君たちの学級が,学年が,学校が変わり,君たちの未来が変わることに繋がっていくと思います。
 君たち一人ひとりが夢と希望をもって新しい年を迎えるためにも学校中に「友達を勇気づけ,励まし,元気づける」言葉が溢れることを期待しています。