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平成29年10月3日(水)

 本年度の文化祭のテーマが,生徒全員が協力して,一人ひとりの個性が発揮できる文化祭を目指して『407の個性が織り成す物語ようこそ,志中文化祭へ!』に決まりました。
 昨日の生徒集会の中で話をしましたが,『本当の個性』とは何だと思いますか。
 映画監督の大林宜彦さんが,中学生へ向けて次のような言葉を贈っておられます。
「制服というものは横並びで同じようなものだけど,一人ひとりが「これが私です」と言えるような見え方というものが必ずあるはずです。それは制服は変わらないかもしれないけれども,その人が読んだ本,聴いた音楽によって目の輝きや語る言葉が違ってくると,同じ制服を着ていても個性が出てくるんです。制服はファッションではなく心の表れです。同じものを着て窮屈で嫌に見えるとすれば君の心を磨きなさい。君の目の輝きを磨きなさい。そうすると君の着ている制服は,君だけに似合う個性になるよと言いたいですね。」
 大林さんは,個性とは外見ではなく,例え同じ制服を着ていても内面から湧き出る考えや感情,雰囲気等を含めたその人だけが持っている唯一のものだと言われているのです。そして,個性は,読書や音楽を含めた様々な文化に触れるとともに多くのことを体験することで磨かれるものだとも言われているのだと思います。
 これから,約1か月,君たちは学級・学年で文化祭のテーマ実現へ向けて様々な取り組みを行っていくことになります。ぜひ,その中で外見ではない内面から湧き出る『個性』を磨き,407の個性で彩られた文化祭を創り上げてくれることを期待しています。