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平成30年10月25日(木)

 今日は,『信頼』について考えてみたいと思います。『信頼』を得るというのは,小さな事の積み重ねで長い時間がかかるものです。
「期待に応える」とか「約束を守る」とか「当たり前の事を当たり前にできる」等のようなことを日々積み上げることで周りの人に信頼されるのです。
 しかし,信頼を崩すというのは本当に簡単なことです。「約束を破る」とか「やるべきことをしない」とか「わがままを通す」等のようなことを行うと,長い時間をかけて積み上げてきた『信頼』が一瞬にして崩れてしまうものです。
 イメージとしては信頼を築くことは,砂浜の波打ち際で砂山を作ることと同じなのです。砂を積み上げる手を止めてしまうと打ち寄せる波で砂山が崩されていく,砂山を作るにはひたすら砂を積み続けなければならないのです。
 では,『信頼』を得るため具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか。鹿児島県出身で京セラの創業者である稲盛和夫さんの言葉に『「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉は,あまりに素朴で原始的なために,誰も気に留めない。しかし,そういう単純な事こそが人生を決めていくポイントなのだ。』という言葉があります。
 君たちが,周りの人の言葉や教えを素直に聞き入れ,自分の目標達成へ向けて,「必ず実現する」という熱い思いを持ちながら,やるべきことを確実に行い,「当たり前の事を当たり前に行う」ことを継続できれば,『信頼』というとてつもない高価な宝物を得ることができるのだと思います。
 昨日も話しましたが,「これぐらいは」とか「これぐらいでいいかな」と迷う場面に直面した時には,「本当にこれでいいのか」と自問自答しながら,自分の強い心を信じて正しい選択をしてください。