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平成30年10月19日(金)

 『演劇などの作品創りは,ジグソーパズルに似ている。できるところから一歩一歩確実に進めると,いつの間にか作品が出来上がっている。』という言葉を聞いたことがあります。
 ジグソーパズルは,最初は何百ものばらばらになったピースがたくさんあり,どこから手をつけていいのか分からず,「こんなのできるわけがない」と思い,やり始める前から投げ出してしまいがちなものです。
 しかし,絵柄のピースを眺めながら「このピースはここかな」と見当をつけて,できるところから始めると意外と簡単で,ピースがつながっていくと絵が少しずつ浮かび上がり,想像力がさらに膨らみ、次のピースを探しやすくなります。時間はかかりますが,完成した絵を思い描きながら確実に進めると想像以上のものが出来上がるものです。
 今,君たちは,11月2日(金)に行われる文化祭へ向けて,展示作品や,劇,合唱,研究発表のプレゼンテーション作りなど役割分担を決め,グループごとに作品制作に取り掛かっていることだと思います。
 つまり,今,君たちは学年の作品というジグソーパズルづくりに取り掛かり始めたばかりで,完成図が思い描けなかったり,どんな作品になるのか不安を抱えている状況だと思います。
 しかし,限られた時間を有効に使って,自分で選んだ役割・パーツをできるところから一歩一歩確実に進めていけば,いつの間にか作品が出来上がっているのです。そして,そのパーツの集合体が各学年の発表であり,『志布志中学校第72回文化祭』という大きな作品になるのです。
 11月2日(金)に『407の個性』というピースがつながった大きな作品としてた表現されることを心から楽しみにしています。