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平成30年5月30日(水)

 『人間は社会的な生き物だ』とよく言われます。人は人との関わりの中で生活し,学習や部活動,生徒会活動等学校生活の大半をこうした友だちとの関わりの中で行っています。
 そして,友だちとの関係が信頼と思いやりに満ちて共に助け合い,支え合うものであれば,心は豊かで穏やかな生活を送ることができるのだと思います。
 しかし,君たちは友だちが自分の事をどう思っているか気になりませんか。きっと,みんな同じ思いをしたこともあるかと思います。
 集団生活の中で信頼関係を創り上げていくことは,簡単なことではありません。人はこの信頼関係づくりの方法を友だちに求めてしまいがちです。しかし,本当は『信頼される自分になる』ことを考える方が近道ではないでしょうか。「信頼」は,人が創ってくれるものではなく,自分の行動や言葉が「信頼」の種となって,友だちの心の中で育てられていくものだと思います。
 では,信頼される人になるためにはどういう行動が必要でしょうか。以前,退職された先生から『人に信頼されるには,「相手の立場になってものを考える」「約束をきちんと守る」「言うこと行うことを一致させる」「友だちのミスを積極的にカバーする」の4つの心が必要だ』という事を教えられました。
  「信頼」は,待っていても創ることはできません。 友だちと信頼関係を創るために一人ひとりが「相手の立場になってものを考える」「約束をきちんと守る」「言うこと行うことを一致させる」「友だちのミスを積極的にカバーする」という4つの心を持って生活できれば,互いに信頼し合える学校を創ることができると思います。
 さて,地区中体連総合体育大会があと1週間後に迫ってきました。3年生は,同級生や下級生と創り上げてきた「絆」を最大限に表現できるように,残された時間を大切に頑張ってください。君たちを心から応援しています。