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エピソード12
  「歯」
~歯は一生の宝物~
    校長 若松 剛志

 「芸能人は歯が命」というテレビコマーシャルが私が青年の頃に流れていたような記憶があります。

 児童玄関に「毎月の漢字」を掲示しています。4月は,表題のとおり掲示しました。

 小学生の頃,歯磨きをしない自分はさておき,むし歯が多いことを母のせいにして,「どうして歯磨きしてくれなかったの!」といった記憶があります。母が返した言葉は確かこのようなものでした。
「あんたはね。小さい頃から,布団の前にあんパンがないと大泣きしよったの よ。寝るときも起きてからも,あんパンがないとだめだったのよ。」
と。
 「ああ,私にむし歯が多かったのは私が人の10倍「食いしんぼ」のせいだったのか。」と,得心したのを覚えています。
 今年も「学校経営グランドデザイン」に,むし歯治療について記載してあります。
 3大重点目標の一つです。
 6月には今年度の歯科検診が予定されていますが,もしむし歯があるのが分かれば歯科検診の前から通院を始めてください。
 失った歯は元に戻りません。治療が遅れれば遅れるほど,治療にかかる時間や治療費(志布志市は子どもは無料),苦痛が増えます。
 
 目標は,むし歯治療率100%です。
 (昨年度は,治療率89.8%でした)

エピソード11
「祖父母」
~感謝の気持ちを~
校長 若松 剛志

 祖母は,幼いときになくなったらしくはっきりとした記憶はない。
 祖父の名前は「吉次郎」。午後4時に本家の隣の隠居から我が家にやってきて我が家の薪風呂を一緒に沸かして,「水戸黄門」のテレビを一緒に見ていた。
 亡くなったのは,たしか小学3年生の頃だった。病院から戸板に乗せられ近くの本家へと帰ってきたと記憶している。

 私も2人の子どもの親になったが,親孝行してほしいなどとは全く思わない。ただ,2人の子どもが,親に代わり,祖父や祖母へのちょっとした孝行はしてほしいと渇望している。祖父母やお世話になった人たちへ電話したり,気持ち程度のお土産を買ってきてくれることが何よりうれしい。

 昨年は,下の子どもが初めて頂いたボーナスから妻と私に意外にもお小遣いをくれた。それよりも帰省するときに祖父母とお世話になった方にちょっとした気持ち程度のお土産を買ってきてくれたことが何よりうれしかった。普段は「ドラ息子」と放言しているが,そんなことが全くできなかった私からみれば,「トンビから鷹」だと内心は思っている。親馬鹿である。

 原田の子どもたちが祖父母に電話をしたり優しい声をかけたり,時には肩でも揉んでくれたら何よりです。
 今日あたり,「じいちゃん・ばあちゃん,元気?」と電話してみてはどうでしょうか。

 令和3年度の学校教育への御理解・御協力ありがとうございました。

エピソード10
「8時だよ!全員集合」
~寝る子は育つ~
校長 若松 剛志

 私が子どもの頃は,土曜日の午後8時は,ザ・ドリフターズの「8時だよ!全員集合」のテレビ番組を見たら,寝ることになっていた。たまに,午後9時から見られる「Gメン75」という刑事物の番組を見ることができた。
 夜9時から朝6時までは,寝ていた。朝6時からは,宿題をあわててするのがわたしのルーティンだった。夜9時から朝6時までは,ぐっすり寝ていたから,中3までは,毎日9時間睡眠を確保できていた。
 高校生以降は,睡眠時間がぐっと減ってきた。大人になると睡眠不足からと思われる心の疲れ(怒りっぽくなる・集中力がなくなるなど)体の疲れ(うまく体を制御できない)を実感した。
 子どもの頃からテレビは大好きだが,今はレコーダーもあるので見たい番組は,録画している。

 現代の子どもたちは,スマホやタブレットのSNS・YouTubeなど誘惑が多くて大変だ。スマホ等は便利で現代の生活には欠かせない機器だと思う。交通ルールがあるように情報端末の使用ルールを御家庭でもお願いします。
 「寝る子は育つ」。学力調査等でも睡眠時間が長い子の方が学力が高いことが分かっている。「早寝」で心と体の疲労回復を行い,毎日笑顔で元気に学校生活・家庭生活が送れるように願っています。

エピソード9
「本」
~勉強は自分のためだよ~
                                              校長 若松 剛志
                                      
 私は本好きです。歴史小説など贔(ひい)屓(き)の作家の小説を読みます。新本は高く買えないので(けちなので)図書館で借りたり,Amazonで1円の古本を250円の宅配料を払ってよく購入していました。
 長女には,妻のおなかにいるときから,郵便局から毎月2冊配本される絵本を就学するまで読み聞かせました。なぜか,長女は本好きにはなりませんでした。
 5歳離れた長男には読み聞かせはしませんでした。家中に長女の絵本があふれていたせいか,割と本好きになりました。
                                                          
 「勉強中(本読み中)だからお手伝いはいいよ。」の声かけでは,子どもにとって勉強は,自分のためでなくお手伝いから逃げるための手段になりかねません。
 家族の一員として・家族のためであるお手伝いが,自分のためである勉強(本読み)よりも優先されるべきであることが理想です。
 「シャワーを浴びなさい。」と言ったとき,「今,勉強中なので後で。」と答えたときなども同じだと思います。順序よくシャワーを済ませてくれないとお風呂がつかえたり,夕食や洗濯など後の段取りが悪かったりするのに,「勉強中」だと言えば,何でも我がままがとおると思わせてはいけないと思います。勉強は自分のためですから,勉強よりお手伝いなどの家族のことを優先させることが教育なのではないでしょうか。

 
 学校便り11月号でキラリカードについて記載したところ,地域の2名の方から提供を頂きました。ありがとうございました。

エピソード7
「キラリ」
~お子さんのよいところを紹介してください~
                                                    校長 若松 剛志

 両親から「勉強しなさい」の言葉は,一度も聞いたことがない。両親が,日中,一生懸命に働いていたことは子どもながら分かっていた。心配をかけてはいけないとも思っていた。
 小学生の頃は,学校から帰ったら遊び疲れてその日は宿題などできず,すぐ寝てしまい,決まって翌朝6時頃から宿題をしていた。だから,集団登校に間に合うかどうかいつも焦っていたような記憶がある。
 さして両親から褒められた記憶はあまりないが,たまに褒められるとすごくうれしいもので忘れられない記憶として刻み込まれる。

 そこで,お子さんのよいところを紹介してほしいと思います。地域の皆様は,子どもたちのよいところを紹介していただけないでしょうか。校長室の入り口に「キラリ賞」として,子どもたちの善行を掲示中です。
 原田の子どもたちに褒められた記憶を刻んでほしいと思います。
 下記に記入し切り取って,使用済みの封筒に入れて学校に来る機会にお届けください。学校のポスト等に入れてくださっても構いません。
 どうぞよろしくお願いします。校長室入口にも「キラリカード」は準備してあります。

エピソード6
「ガリ版」
~ホームページ紹介~
        校長 若松 剛志

 私の小学校の頃は,ガリ版印刷で学校からのプリント類は作られていた。原紙に鉄筆でガリガリと文字を書くことから通称「ガリ版」となったらしい。トーマス・エジソンの発明のようだ。担任が一枚一枚刷っていた記憶がある。パソコンのようにデータをすぐ修正できず,間違ったら一からやり直しなのが難儀であったようだ。
 今では,コピー機や印刷機でさして労力をかけず何枚も印刷できるようになりありがたい。紙ではなく,インターネットで情報を発信する世の中になってきている。本校でも,学校の日々の情報や学校便り等もインターネットでも発信している。世界中のどこにいてもインターネット環境が整っていれば情報を共有することができる。

 本校国語部の発行する「学校一枚文集」は,素晴らしい。子どもたちの綴り方を大いに育成していると自画自賛している。子どもたちが「書く」ということが好きになる取組だ。

 本校のホームページは,志布志市1(いち)だと自負している。作成しているのは,森木教頭である。写真のアングルや写真の選び方,文面等,抜群である。(写真等の個人情報掲載については,全て保護者の承諾を得ています。)

http://424.ciao.jp/harada-els/