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校長室より【3月号】

エピソード11
「祖父母」
~感謝の気持ちを~
校長 若松 剛志

 祖母は,幼いときになくなったらしくはっきりとした記憶はない。
 祖父の名前は「吉次郎」。午後4時に本家の隣の隠居から我が家にやってきて我が家の薪風呂を一緒に沸かして,「水戸黄門」のテレビを一緒に見ていた。
 亡くなったのは,たしか小学3年生の頃だった。病院から戸板に乗せられ近くの本家へと帰ってきたと記憶している。

 私も2人の子どもの親になったが,親孝行してほしいなどとは全く思わない。ただ,2人の子どもが,親に代わり,祖父や祖母へのちょっとした孝行はしてほしいと渇望している。祖父母やお世話になった人たちへ電話したり,気持ち程度のお土産を買ってきてくれることが何よりうれしい。

 昨年は,下の子どもが初めて頂いたボーナスから妻と私に意外にもお小遣いをくれた。それよりも帰省するときに祖父母とお世話になった方にちょっとした気持ち程度のお土産を買ってきてくれたことが何よりうれしかった。普段は「ドラ息子」と放言しているが,そんなことが全くできなかった私からみれば,「トンビから鷹」だと内心は思っている。親馬鹿である。

 原田の子どもたちが祖父母に電話をしたり優しい声をかけたり,時には肩でも揉んでくれたら何よりです。
 今日あたり,「じいちゃん・ばあちゃん,元気?」と電話してみてはどうでしょうか。

 令和3年度の学校教育への御理解・御協力ありがとうございました。